金沢市の山道で小学2年の男児(7)が母親に置き去りにされ、石川県警金沢中署が心理的虐待の疑いがあるとして、金沢市児童相談所に通告していたことが4日、分かった。 20代の母親は「言うことを聞かず、宿題をしなかったので、山道に連れて行った」と話している。 同署によると、母親は5月23日、金沢市の山道に隣接市から車で向かい、午後6時15分ごろ、長男を降ろしてその場を離れた。 母親は数分後に戻ったが、長男がおらず、午後7時15分ごろ110番した。金沢中署員や消防が山中を捜索し、同9時20分ごろ、現場から数百メートル離れた山中で、しゃがみこむ男児を見つけた。けがはなかった。