兵庫県姫路市飾磨区の山陽電鉄西飾磨駅で7月、視覚障害のある50代男性が、点字ブロック上にあった工事用のフェンスに白杖(はくじょう)を引っ掛けて転倒し、脚を骨折する重傷を負ったことが20日、分かった。同社は男性に謝罪した。 同社によると、事故は7月2日午前7時ごろ、同駅の連絡橋からホームへ下りる階段の踊り場で起きた。壁の補修工事のために設置したフェンスが一部、点字ブロックをふさぎ、男性は引っ掛かった白杖を抜く際にバランスを崩したという。 男性は家族を呼んで帰宅。連絡を受けた同社は不備を認め、謝罪したという。同社は「工事の際に点字ブロック上に障害物を置かないよう定めた内規を徹底する」としている。