政府は、皇太子さまの即位に伴う2019年5月1日の改元を巡り、新たな元号は画数ができるだけ少なく、なじみやすい漢字を用いる方針だ。 国民の「元号離れ」を防ぐ狙いがある。新元号は最終的に3案に絞り込んだ上で、有識者や衆参両院議長らの意見を踏まえて決定し、18年中に事前公表する見通しだ。 天皇陛下は特例法に基づき19年4月30日に退位し、皇太子さまが翌5月1日に即位して、元号も同時に改められる。 政府は元号選定にあたり、〈1〉国民の理想としてふさわしい意味を持つ〈2〉漢字2字〈3〉書きやすい〈4〉読みやすい〈5〉これまでに元号やおくり名として用いられていない〈6〉俗用(日常的に使用)されていない――という基準を要領で定めている。 これを踏まえ、1文字15画を上限とし、できる限り画数の少ない漢字を選ぶ方針だ。