いきなりダムの量産型とかオンリーワンとか言われても何が違うのか分からないだろう。そこで、まずは量産型でない、オンリーワンなダムの例を紹介したい。アイドルで例えるならセンター...かどうかは分からないけれど、最前列でソロパートもあるような存在である。 たとえば埼玉県と群馬県の境にある下久保ダム。水門がいちばん上に2つ装備されていて(水が出ているところ)、その内側少し下に開いている2つ穴の中にも放流用の水門が入っている。さらに真ん中へんに2ヶ所開いている穴の中にはバルブが設置され、ここから水を出すことも可能。いちど操作してみたい、ファン垂涎の多機能堤体だ。 下久保ダムは洪水や渇水と戦ったり、飲み水や農業用、工業用の水を確保したり、発電をしたりといったさまざまな役割があって、それに応じた放流設備を備えている。かなり豪華な装備と言えるだろう(実際の使い勝手が良いかどうかは分かりません)。 ちなみに
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