カナダのバンクーバーに住むジョン・ハチソンは、自称発明家であり物理学者である。彼の専門は電気関係。 学歴は高校までであるが、その後独学で電気関係を学び、発電機を始めとする様々な装置を買い込み、彼の自宅は電気関係の実験装置で埋め尽くされていた。 <ジョン・ハチソン> 1979年のある日、ハチソンはいつものようにテスラ・コイルとバンデグラフ発電機のスイッチを入れ、その日思っていた実験に取りかかろうとしていた。その時、突然金属片が飛んできて彼の肩に当たった。 <テスラ・コイルとバンデグラフ発電機> ハチソンが金属片を飛んで来た方向へ投げ返すと、その金属片は再び飛び上がり、またもやハチソンに当たった。一瞬、誰かのいたずらだろうと思ったが、そうではなかった。金属片は自(みずか)ら飛び上がっていたのだ。 ハチソンは今の現象を、電気の起こす現象ではないかと解釈した。 偶然起こったこの現象を、再現出来ない