低学年児童にも適した教材活用例が示された小学校の道徳にプログラミング学習を関連づけた特別授業が2月6日、さいたま市立七里小学校(丸山雅夫校長、児童数411人)で行われた。指導したのは埼玉大学教育学部の山本利一副学部長。1年生道徳の内容項目「規則尊重」を、プログラミングの順次処理を通して考える展開を実施した。 授業では、全国の小学校での実践がまだ1例しかない(株)for Our Kidsが独自に開発したプログラミング教材「PETS」を活用。箱形の筐体に車輪が付いて移動するもので、動作の指令入力は筐体上部から動きに応じたブロックを差し込んで行う。PCなどを使わず、体感的にプログラミング思考を高めていけるのが特徴。 平成32年度からの次期学習指導要領で導入される予定の小学校でのプログラミング教育は、教育課程全体での位置付けが指摘されている。そんな点を踏まえ、同授業では、道徳科の中でのプログラミン