2010年の夏に、大阪で2人の幼い子どもが亡くなりました。母親が子ども達を50日間マンションで放置したためです。2人の子どもが、誰からも助けられずに苦しんで死んでいってしまったことに胸が苦しくなります。天国では、幸せな生活を送ってほしい。 これから何回かにわけて、この事件についてと、この事件に至るまでに触れていきます。参考にしているのは杉山春さんの書かれた『ルポ虐待 -大阪二児置き去り死事件』と言う本です。※この本は多くの人の証言を参考にしており、事実ではない部分が混ざっている可能性もあります。 子どものSOSに応えられなかったのはなぜか マンションに置き去りにされていた子どもは、声をあげることでSOSを出していました。インターホン越しのような声が聞こえた時も、激しい泣き声がした時も、そのサインを受け取った1人の女性が児童虐待ホットラインに通報しています。初回の通報時にその女性は『このマン
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