2016 - 03 - 22 「精神病覚え書」坂口安吾 青空文庫 なのでネットでも読めます。 坂口安吾 自身が精神病院に入院した経験による考察。 以下の文が印象に残り私自身、留めておきたい事柄であるため引用します。 精神病者は自らの動物と闘い破れた敗残者であるかも知れないが、一般人は、自らの動物と闘い争うことを忘れ、恬として内省なく、動物の上に安住している人々である。 小林秀雄 も言っていたが、 ゴッホ の方がよほど健全であり、精神病院の外の世界が、よほど奇怪なのではないか、と。これは ゴッホ 自身の説であるそうだ。僕も亦、そう思う。精神病院の外側の世界は、背徳的、犯罪的であり、怪奇千万である。 人間はいかにより良く、より正しく生きなければならないものであるか、そういう最も激しい祈念は、精神病院の中にあるようである。もしくは、より良く、より正しく生きようとする人々は精神病的であり、そう
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