前回までのお話 ↓ ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー その2 ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー その3 ■脊髄反射の沼とコポンチの危機 正論港を出発したコポンチと翁は、何日も何日も歩いて、ようやく脊髄反射の沼にたどり着きました。この沼を越えれば、メタの賢人が住むメタの森はもうすぐそこです。しかし、コポンチは沼のかもし出す何となく薄気味悪い雰囲気に尻込みしました。沼には船も無ければ橋もかかっていません。ここを進むものは自分の足だけで進まなければならないのですが、この沼のそこの見えない濃い緑色のぬるぬるした水面といい、時折沼のそこから溢れ出す気色の悪い泡といい、とても率先して足を突っ込みたくなるような沼ではありません。 コポンチが第一歩を踏み出しかねていると、翁がいつになく厳しい顔でたずねてきました。 「コポンチ、君はこの沼の秘密を知っ