タグ

ブックマーク / hubinippou.seesaa.net (12)

  • 子猫殺しに関するサド侯爵の見解: ラオスー

    坂東眞砂子さんの「子殺し」の話をサド侯爵が聞いたらこんな風に言うだろうかと想像してこの記事を書きました。 ■序 余の理想とする背徳的国家を作り上げた偉大なる日国民に申し上げたい。いまや日国にはあらゆる性癖を持つ市民を慰安する施設を国中に建設し、レンタルビデオ店等にはあらゆる性癖を持つ市民の慰みとなるべきビデオ作品が流通している。また、最近ではほぼすべての市民に対して猥褻図画を無料配布する目的を持つインターネットの普及がすさまじい。そしてこのインターネットの副次的効用として歓迎されるべきことは、古い道徳において背徳あるいは悪徳とされてきたところの姦淫、窃盗、誹謗中傷、強姦、堕胎、殺人といった問題の真剣なる検討が行われていることであり、これは非常に歓迎すべき行いである。 諸君日人が真に戦闘的な愛国者たらんとすれば、天然自然の理にのみ耳を傾け、自らの欲望の赴くままに悪徳の限りを尽くし、古

    santaro_y
    santaro_y 2006/08/27
  • ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー その4: ラオスー

    前回までのお話 ↓ ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー その2 ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー その3 ■脊髄反射の沼とコポンチの危機 正論港を出発したコポンチと翁は、何日も何日も歩いて、ようやく脊髄反射の沼にたどり着きました。この沼を越えれば、メタの賢人が住むメタの森はもうすぐそこです。しかし、コポンチは沼のかもし出す何となく薄気味悪い雰囲気に尻込みしました。沼には船も無ければ橋もかかっていません。ここを進むものは自分の足だけで進まなければならないのですが、この沼のそこの見えない濃い緑色のぬるぬるした水面といい、時折沼のそこから溢れ出す気色の悪い泡といい、とても率先して足を突っ込みたくなるような沼ではありません。 コポンチが第一歩を踏み出しかねていると、翁がいつになく厳しい顔でたずねてきました。 「コポンチ、君はこの沼の秘密を知っ

    santaro_y
    santaro_y 2006/05/22
  • ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー その3: ラオスー

    前回のお話 ↓ ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー その2 ■ネッタとマージの兄弟げんか ネチケット墓地群のかわいそうなお坊さんたちのお寺を後にしたコポンチたちは、次の目的地である正論港を目指して出発しました。しばらく歩いていくと、道の途中で2人の男が何やらもめているようです。コポンチたち(主にコポンチ)は気になって、思わず近寄ってしまいました。 男たちはコポンチたちに気づく風も無く口論をしています。 「だから、いくら兄弟だからって、死ねばいいのになんて滅多に言うもんじゃないよと言ってるんだよ。何でお前はいつも話をはぐらかすんだネッタ?」 「マージ、ネタにマジレスするなんてマジでかっこ悪いぜ。兄弟なんだからよ、そんなちいせえこと気にすんなよ」 「何回も言わせるなネッタ。俺が言ってるのは、たとえ冗談でも人に向かって死ねというようなことは言うなと

    santaro_y
    santaro_y 2006/05/22
  • ネバー・エンディング・ブログ・ストーリー: ラオスー

    原案:弁償するとき目が光る‐ネバーエンディング・ブログ論争の果て、または「で、どうするの?」という素朴な問い、あるいは危機的状況 ■プロローグ コポンチ・イャチッチの旅立ち コポンチ・イャチッチは夢の世界「ブロゴスフィア」で暮らす、体の一部分がとても小さいだけの、ごく普通の青年です。ある日コポンチは、畏くもこのブロゴスフィアをお治めになられている大君、ブログの女王様から突然お呼びがかかりました。コポンチは大変驚きました。彼は体の一部分がとても小さいだけの、ごく普通の青年なのです。そんなごく普通の青年に、畏くもブロゴスフィアをお治めになられているブログの女王様からお呼びがかかるとは一体どうしたことでしょう。 「これは大変だ。急いで支度をしてお城へ向かわなければ。しかし何でこの僕が呼ばれるんだろう?……ハッ、まさか、僕のがどれだけ小さいのかをお城のみんなで賭けてるんじゃないだろうな。どうしよう

    santaro_y
    santaro_y 2006/05/20
  • 真の排便家にとって、糞尿でないと分かっていて食ったかどうかは問題ではない。: ラオスー

    ■先日の記事の補足 先日の記事排泄は官能的美を追求しなければならないにて、小説「好色」に登場する平中(平貞文)という人物を通して排泄の美について語ったところ、以下の反応があった。 「ちょっ、それじゃ平貞文が好きな女のうんこをいたい人みたいじゃん!ちゃんと薫物である事に気づいてから口に含んでるって!」 神コップBloG_ver.?‐4月24日のニュース 「こちらを読んで確認したところ芥川龍之介の「好色」のあれは好きでうんこがみたかったんじゃなくて嫌いになる為に(恋の病から醒める為に)あえて見てやろうとした、という話であります」 銀河ブログ協会:修行中‐排泄の件 確かにそのとおりである。青空文庫「好色」のリンクを貼ってはいたものの、どうせ誰もリンク先を精読する人なんていないだろと、タカをくくって話を膨らませたことをここに告白する。また、リンク先もきちんと読んでくれた事に感謝したい。 しかし、

    santaro_y
    santaro_y 2006/04/29
    真相は藪の中・・・かなw
  • 牛は倒れているわけではないし、ましてや落ちているのではない 空間認識にまつわる話: ラオスー

    最近読んだ記事の中で気になったものについて書きます。 ■ホットワイアード:研究報告「東洋人と西洋人は世界の見方が異なる」 この記事が非常に面白かったです。 この実験によると、同じ絵を見ても東洋人は背景や全体をより注意して観察し、西洋人は背景よりも前景として描かれているものから注意して見る傾向があるようです。 なんか自分が無意識に課している思考の枠を改めて意識させてくれたような気がしました。 ■最近読んだ「マクルーハン理論―電子メディアの可能性」という論文集のようなの、「先史時代の空間概念」(S.ギーディオン)という論文では、同じヨーロッパ人でも現代人と先史時代の人とではまるっきり空間概念が違うということを言っています。 具体的に言うと先史時代の壁画を題材に、先史時代の人たちが私達現代人といかに異なった空間認識を持っていたかが論じられています。 私達は絵を見るとき、たいていは自分から見て下

  • 明治三十四年のスパム: ラオスー

    ■いつの世にもスパムは絶えない 最近、正岡子規の墨汁一滴(岩波文庫)というエッセイを読みました。そのの二月十二日のエッセイ(青空文庫の墨汁一滴をご参照ください)にスパマーへの苦言が載っており、いつの世もスパムは絶えないのだなあと悲しい気持ちになりました。 この文章は、正岡子規の所属していた「日」という雑誌に俳句寄稿コーナーがあって、そこに寄稿するスパマーに文句を言っている文章です。リンク先の古文っぽい文章が読みづらい人のために、下記に口語調に改めて文章を書きましたので、古い文体が苦手な方はこちらをご覧ください。カッコはちんこ寺による注釈です。 「日」に寄稿してくださるみなさまにお願いがあります。みなさまの多数の投稿のお陰で(病に臥せっている)私の枕元には、この冬の分だけで一万句もの俳句をお送りいただき非常に感謝しております。 しかし、みなさまの投稿を読むと、数が多い割には良い作品が少

    santaro_y
    santaro_y 2006/03/19
    陳子訳分かりやすいです。これからもどんどん訳していってください。
  • 抗議文:私は小馬鹿にすることを好まない: ラオスー

    不備日報 管理人 ちんこ寺 銀河ブログ協会 会長 ちんこ閣下 リーバイラオスー 主催 tinkoji パラダイス銀河 代表 ちんこ痔 我が国諧謔産業は多年に亘り国民に広く安価かつ良質な諧謔を生産供給するとともに、諧謔の国内自給率95%を持続的に確保・維持することにより国内諧謔生産の基幹的部門の一翼を担っているところである。 しかしながら、諧謔は一般に広く“反骨の優等生”との表現に代表されているが、これは諧謔生産者を始めとする諧謔関係者が、自由化著作物として常に厳しい経営環境下で日夜経営努力することにより得られたコスト低減の所産によるものである。 諧謔産業界は最近の消費者等の諧謔の安全・安心への関心の急速な高まり等を受け、従来にもまして安全・良質な諧謔の生産に努めているところである。 更に、近年の諧謔を解さないつまらない人間の発生及びこれに係る報道等により全国の消費者及び諧謔関係者に大きな不

    santaro_y
    santaro_y 2006/03/12
    そうそう。大馬鹿にしてるんですよね(違
  • lazarus_longさんに謝罪の仕方を教える記事: ラオスー

    ■lazarus_longさんの批判と嘲笑を読みました 上記の記事を読んで、lazarus_longさんは謝罪の仕方を知らないんじゃないかと心配になってきました。こんな謝罪文じゃ相手を怒らせるだけです。そこで、彼に謝罪の仕方を教えてあげたいと思い、この記事を書きました。 ■lazarus_longさんの謝罪をどうすれば良くできるか 謝罪は基的に「相手に受け入れてもらうこと」が最重要事項です。しかし、lazarus_longさんの謝罪文を見ると、相手にわかってもらおう、謝罪を受け入れてもらおうという気持ちが伝わってきません。こんなことなら謝罪文を書かないほうがマシです。相手に謝罪を受け入れてもらうためには、以下のように直したほうがいいと思います。 ・謝罪の気持ちを前面に押し出す 謝罪の言葉は文頭におきましょう。そうしないと、相手は怒っているわけですから、ただ言い訳をつらつら書いているだけだ

    santaro_y
    santaro_y 2006/03/02
  • はてなに片足突っ込んだら抜けなくなって困っています: ラオスー

    ■LSTYさんのあんたジャージでどこ行くの:mixiってほんとにアホばっかりだを読んで思ったことを書きます。もちろん私もmixiにはバカが多いと思いますが、そのことを書きたいのではなくて、はてなについてですよ? ■はてなグループを作ったんです。 なんかはてなに片足突っ込んだら、どんどん深みにはまっているようで怖いです。また、はてなの商売はうまいと思います。今回はじめてはてなグループを作ってみたんですか、ヘルプを一生懸命読んで四苦八苦しながら作りました。作り終えた達成感の中、「はてなって顧客をこき使うのがうまいな」としみじみ思いました。 そして「なんでこんなに四苦八苦して作らなきゃならなかったんだろう?ヘルプはあんまり親切じゃないし、手取り足取りって感じじゃないし、なんで途中で投げ出さなかったんだろう?」と不思議に思いました。 ■はてなは作る楽しみを錯覚させるのがうまい 多分はてなは、顧客が

    santaro_y
    santaro_y 2006/01/24
  • 誰でもできる即席難解記事レシピ: ラオスー

    ■だれでも知的で難しそうな文章を書くことができるように、レシピを作ろうと思いました。 難しいそうな表現でかっこよく記事を書いているブログを見るにつけ、あんなふうにできたらいいよなとか思いませんか? そこで、そういうご要望にお応えして、誰でもできる即席難解記事レシピを作りました。これさえあれば、あなたも今すぐ知的で難解なブロガーに仲間入りできるかも。 ■実際に作ってみよう 材料 ・かっこいい主張(少々) 批判的に見えれば別に何でも良い(ここでは「WEB上での言論の自由」としてみる) ・単語の合わせ調味料(たっぷり) 主義、主張、批判、議論、論争、反論、考察、言論の自由、言論弾圧、妥当、制限、意志、懐疑 ・言い回し汁(たっぷり) である、と思われる、~いただきたい、~すべき、~を論ずる、比較的、個人的には、一般的には、~になりうる ・カタカナ語(少々) パースペクティブ、ソーシャル、システム、

  • インターネットを通じたコミュニケーションを考える: ラオスー

    1 マクルーハン 最近マクルーハンのを読んで感動しました。 マクルーハンって誰だという人はここを見たり、「マクルーハン」を読んだりしてみてください。私はまだ全体を説明できるほど詳しくないのですみません。 ところでマクルーハンの何に感動したかというと、メディアと五感に関するお話です。 人間は視覚、聴覚、嗅覚、触覚、嗅覚の五感を使って世界を認識しているのですが、使われるメディアによって五感の使われるバランスが大きく変わるということなんです。 特に西洋世界ではグーテンベルグの活版印刷のおかげで文字のメディアが優勢となり、それとともに視覚のみが優勢になり、他の感覚は縮小しているということらしいです。 マクルーハンは電子メディアの到来によって視覚優位の世界が崩れて、全身体的知覚の世界になるだろうと予言しています。 そこで、インターネットを使うときはどの感覚を使って、どの感覚を使わないのか考えようと

    santaro_y
    santaro_y 2005/12/10
    コミュニケーションって面白いアプローチ。ケータイ族は親指。PCはマウスなら人差し指と中指・・・
  • 1