読みました。 家族とは個人との関わりでしか語れない。 家族とは社会の縮図である。 ということが本書の主張です。 これは、同意できる人は「そうそう!」と頷きながら読めるでしょうが、そうでない方も多いかもしれません。 一人一人の個人を取り戻すことが、ほんとうの家族を知る近道ではないか。 子は親の価値観に反発することで成長する。 親の権威や大人の価値観に支配されたまま言いなりになっていることは、人として成長のない証 期待通りにならないと、落胆が激しく愚痴や不満だらけになる。 固定観念を押し付けるのではなく、その人に合ったものを引き出してあげる。 年をとることは個性的になること。時間もお金も体力も減ってきてやるべきこととしたいことに集中するから、年を重ねるごとにその人になる 家族という病 (幻冬舎新書) 作者: 下重暁子 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2015/03/25 メディア: 新書