作者論を語る時、作者と会うというのは必須過程だと俺は思う。 作者と会うのは義務というわけではなくて、 ある作品が好きなら、それを作った作者がどういった人物なのか気になるものだと思う。 最初は表紙裏のプロフィール欄やツイッターのつぶやきや ブログの書き込みを見て満足するけども、 やっぱり気になる人物がいたら、 実際にお会いしてお話ししてみたくなるのが普通の反応だと思う。 でも一方で、みんな作者のことをそれ以上知るつもりがないのではないかとも思うんだ。 作者がその作品をどう考え、どうやって作ったか。それをみんなは知りたがっているように思う。 それは作者論ではなく、作品論だと思う。大事なのはその先なんだ。 その人がどんな趣味をもち、どんなものを食べていて、好きなテレビ番組は何で、 よく見るネットの記事は何で、よく遊ぶのはどんな人で、家の掃除をしているかとか、寝るときは布団なのかベッドなのかとか。
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