公立はこだて未来大の松原仁教授らのグループは、人工知能(AI)を使ってSF作家・星新一の「新作」をつくる研究プロジェクトを進めている。その過程で生まれた、「超ショートショート」小説を公開する。松原教授は「今のところ、貢献度は人間が8割でコンピューターは2割程度にとどまる。これからさらにAIの比率を高めていきたい」と話している。 ◇ スマホが鳴った。 深夜一時ころ。ここは研究室の中。 鈴木邦男は、先月ここに配属されたばかりであるが、平均帰宅時間はすでに深夜零時を超えている。 邦男は大きなあくびをしながら、ポケットの中からスマホを取り出した。 「鈴木邦男さんですか?」 「はい、あなたは?」 「わたしは悪魔」 「イタズラならよしてくれ。僕はいまレポートで忙しいんだ」 「なんでも一つ願いを叶えてみせましょう」 「バカバカしい、さあ、切りますよ」 「お待ちください、一度試してみてからでも損はないでし
LINEは2016年2月16日、海外で提供していた音楽配信サービス「MixRadio」を終了することを発表しました。サービスの終了に際しては事業が清算されることになるようですが、スタッフへは事業停止の事前通告は行われず、清算に伴って解雇される方向であることが明らかになっています。 The end of MixRadio as LINE quietly kills off music streaming service | Windows Central http://www.windowscentral.com/line-kills-mixradio LINEはMixRadioの事業終了をサイトで発表しており、「今後数週間以内に」サービスは終了することとなります。撤退の理由については「同事業のパフォーマンスやサービス運営にかかるコスト、LINEとしての優先順位など慎重に検討した結果、今後の
2月13日、不妊治療を特集したNHK総合「ニュース深読み」の放送中、司会の小野文惠アナウンサーが「子どもを産めなかった我々(世代)は社会の捨て石だ」と言ったディレクターの発言を明かし、スタジオ内の全員が絶句する場面がありました。 不妊とは「1年間男女が子作りを続けても妊娠に至らない場合」をいい、検査・治療経験のある夫婦はいまや6組に1組。治療には肉体的・精神的・経済的な負担が重くのしかかります。(文:篠原みつき) 「生まれない子どもに税金使わないで」に涙浮かべ反論 1回30~60万円かかる体外受精の成功率は40歳で8.3%、45歳に至っては0.8%と、年齢と共にさらに険しい道のりになります。健康保険が適用されない治療費の一部を地方自治体が助成する制度もありますが、番組に寄せられた視聴者からの意見は厳しいものでした。 「子供が欲しかったのなら、早めに結婚したらいいのに。そこで税金が使われるの
北海道大などの研究チームが発表 コロニー(集団)の中に必ず2〜3割いる働かない働きアリは、他のアリが疲れて動けなくなったときに代わりに仕事をし、集団の長期存続に不可欠だとの研究成果を、北海道大などの研究チームが16日、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に発表した。 これまでの研究で、働くアリだけのグループを作っても、必ず働かないアリが一定割合現れることが確認されている。仕事をする上では非効率な存在で、働かないアリがいることが謎だった。 自然界では、働きアリが全て同時に働かなくなると、必要な卵の世話が滞ってそのコロニーが滅びてしまう。チームは日本全国に生息するシワクシケアリを飼育し、1匹ずつ異なる色を付けて個体識別した上で1カ月以上にわたって8コロニーの行動を観察。最初よく働いていたアリが休むようになると、働かなかったアリが動き始めることを確認した。
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