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mmpoloに関するsap0220のブックマーク (10)

  • 脚本家倉本聡の語るTPP論 - mmpoloの日記

    朝日新聞12月9日の朝刊に「インタビュー 北の国から TPPを考える」と題する脚家倉聡へのインタビューが載っている。見出しが「土から離れた議論 農業を知らない東京目線の思考」となっている。 倉聡は1935年生まれ。まず記事のリーダーから、 北海道・富良野を舞台に、ドラマ「北の国から」を世に送り出した脚家の倉聡さん(76)が、いま環太平洋経済連携協定(TPP)への参加に不安を感じているという。東京から富良野に移り住んで34年。北国で自ら土に触れてきた倉さんが覚える不安とは何なのか。そして、いまの世界経済に感じる疑問とは。 「 」内は記者の質問に答える倉聡の言葉。 −−TPPの論議をどう見ますか。 「私は経済の専門家ではないし、直感的な言い方しかできないけれど、土に触れたことがない人たちの議論が続いているように思いますね。それで大丈夫なのか不安感があります」 −−不安感、ですか。

    脚本家倉本聡の語るTPP論 - mmpoloの日記
    sap0220
    sap0220 2011/12/22
    農業と工業の根本的な違い
  • 井上ひさしの「日本語教室」がおもしろい - mmpoloの日記

    井上ひさしの「日語教室」(新潮新書)は面白く有益だ。これは井上の母校上智大学で4回にわたって講演したもの。よく売れているらしいが、深い内容をやさしくおもしろく書いているから、売れないはずがないだろう。 まず、「母国語」と「母語」はまったく質が違うというところから話が始まる。 ……脳がどんどん育っていくときに、お母さんや愛情をもって世話をしてくれる人たちから聞いた言葉、それが母語です。 赤ん坊の脳はまっさらで、すべてを受け入れる用意がしてあります。ですから、日で生まれても、まだ脳が発達していない前にアメリカに行って、アメリカ人に育てられると、アメリカ英語がその子の母語になります。赤ちゃんは、自分を一番愛してくれる人の言葉を吸い取って、学びながら、粘土みたいな脳を、細工していくわけです。 有名なアヴェロンの野生児とか、いろいろな都合で人と会う機会がなくて、森の中で育った子どもを後で引き取っ

    井上ひさしの「日本語教室」がおもしろい - mmpoloの日記
    sap0220
    sap0220 2011/06/30
    今読んでる。文句なくおもしろい。
  • 「歩いて見た太平洋戦争の島々」をぜひ読んでほしい - mmpoloの日記

    安島太佳由「歩いて見た太平洋戦争の島々」(岩波ジュニア新書)をぜひ読んでほしい。安島は硫黄島を2回訪れ、太平洋戦争の戦跡を撮影する。そして、その後太平洋戦争の激戦地だった島々を訪ね歩き、戦跡の写真を撮る旅を始める。硫黄島のあと訪ねて書で報告した島々は次のとおりだ。 ガダルカナル島……「餓島」と呼ばれた悲劇の島 ラバウル、ニューギニア東部……もっとも苛酷な戦場 ビアク島……ニューギニア西部の激戦地 トラック諸島……日海軍の太平洋における一大拠点 マリアナ諸島……絶対国防圏の要衝 パラオ諸島ーペリリュー島……洞窟持久作戦が始まった島 フィリピン……最大の戦死者を出した戦場 著者は写真家だ。今年4月には銀座ニコンサロンで写真展を開催している。その時のことは下記に書いた。 ・銀座ニコンサロンの安島太佳由写真展「時代瞑り」が必見(2010年4月20日) それを岩波ジュニア新書から出版した。これは

    「歩いて見た太平洋戦争の島々」をぜひ読んでほしい - mmpoloの日記
  • 「和歌とは何か」で紹介された教育法 - mmpoloの日記

    渡部泰明「和歌とは何か」(岩波新書)には、「古今伝授」についての1章が設けられている。古今伝授とは、「簡単にいってしまえば、それは師匠から弟子へと1対1で行われる、『古今集』ほか重要古典の教育プログラムである」。それに関連して、著者が中学生の時に経験した教育法が語られている。 私が中学1年生の時、理科の先生が、音は空気を伝わる波である、と授業で説明した後、どんなことでもいいから、恥ずかしがらず質問してごらん、と皆に促した。その時、どうして電波は伝わるのか、と尋ねた生徒がいた。音波よりも格段に高度な質問である。へたに説明すれば、音波についての理解すら混乱しかねない。先生は一瞬言葉に詰まり、次にこう言ったのである。「この質問への答えは君たちには難しすぎる。だから今から嘘を教える。これは嘘だから、将来しっかり勉強して、当のことを知ってほしい」と言うや、やにわに棒を取り出してそれをぶるぶると震わ

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    sap0220 2010/07/31
    教育について
  • 「ぼくらの頭脳の鍛え方」が面白い・2 - mmpoloの日記

    立花隆・佐藤優の「ぼくらの頭脳の鍛え方」(文春新書)が売れている。副題が「必読の教養書400冊」で、それはすごいブックリストだ。同時にここで語られるエピソードが面白い。 佐藤  立花さん、蔵書数はどれくらいあるんですか? 立花  地下1階、地上3階のビルを仕事場にしていますが、10年ほど前に数えたときには、約3万5千冊でした。(中略)現在の正確な蔵書数はわかりませんが、10年で倍ぐらいになっているとして、7,8万冊でしょうか。佐藤さんはいかがですか? 佐藤  約1万5千冊です。(中略)立花さんは毎月、代にはどれくらい費やしていますか? 立花  これも正確には把握していません。医学書や理系の専門書などを大量に買うときは、50万円くらい使うときもありました。しかし、それほど高くないなら、両手で持てる重さの限界が、だいたい、3,4万円でしょう。月に4回それくらいの買い出しをするとして、十数万

    「ぼくらの頭脳の鍛え方」が面白い・2 - mmpoloの日記
    sap0220
    sap0220 2009/12/10
    読んでます、面白いですこの本。
  • 平山郁夫死去、作品の価格はどうなるのだろう - mmpoloの日記

    12月2日平山郁夫が脳梗塞で亡くなった。1930年6月15日生まれだったから享年79歳。日画の世界で極めて評価が高い画家だった。特に画商の評価が高かった。作品の値段は軽く億を超えただろう。 このように作品の値段が高額の画家が亡くなるとどうなるのか。一般に画家が亡くなると作品の価格が上がると誤解されているようだが、実は下がるのだ。なぜ下がるのだろう。以下は私の推測だ。有名な特に日画家と直接取引できる画商は限られている。そのプライマリー画商と取引できる2次画商も限られている。彼ら少数の画商はいわばカルテルを結ぶ。新作の値段を協定するのだ。価格は高額で維持される。たとえばH山の新作がほしいコレクターは懇意の画商やデパートに依頼する。懇意の画商やデパートは2次画商に依頼しなければならない。2次画商はプライマリー画商からH山の作品を購入する。H山の作品は高額で売買されることになる。 ところが画家

    平山郁夫死去、作品の価格はどうなるのだろう - mmpoloの日記
    sap0220
    sap0220 2009/12/06
    なるほど、そういうことか。
  • 加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』の面白さ! - mmpoloの日記

    加藤陽子『それでも、日人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社)が売れているらしい。読んでみたら売れている理由が分かった。とにかく面白いのだ。これは加藤が栄光学園の中学1年から高校2年までの歴史研究部のメンバー20人ほどを前に5日間にわたって講義したものだという。講演なのでやさしく、それでいて分かりやすく最高の講義だったと思う。 内容は、「序章 日近現代史を考える」「1章 日清戦争」「2章 日露戦争」「3章 第一次世界大戦」「4章 満州事変と日中戦争」「5章 太平洋戦争」からなっている。当時の状況を分析し、別の選択の可能性を検討し、どうして日がこのような歴史を歩んだのか、実に説得力に富んだ日近現代史を語ってくれる。 書を読むと、司馬遼太郎の歴史観が加藤周一の言う「英雄史観」ーー英雄が歴史を作っていくーーであることが分かる。半藤一利の歴史観は長老や実力政治家が密室で政治を作っていくという

    加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』の面白さ! - mmpoloの日記
    sap0220
    sap0220 2009/11/13
    買うひと押しをしてくれる素晴らしい書評。
  • 帰燕せつなき高さ飛ぶ - mmpoloの日記

    帰燕せつなき高さ飛ぶ ――山弘、わが敬愛する画家の思い出―― 山弘に初めて会った時、坂口安吾の「堕落論」を読めと言われた。私が19歳、山さんが37歳だった。美人の奥さん(愛子さん)はまだ26歳。もう36年前になる。 ぼくは弟子はとらないから先生と呼ぶなと言われた。それで亡くなるまで山さんと呼んでいた。私が山弘に師事したというと絵を習ったのかと聞かれる。いいえ、絵は描きません、酒を教わったのです。 山家を訪うとお茶代わりに朝から酒が出た。それも一升瓶のウイスキーで茶飲み茶碗になみなみと注がれた。もちろんチェーサーなんて出なくて、ストレートで茶碗酒のウイスキーを飲んだのだった。あんたは山さんにお酒を教わったからとカミさんが言う、つまみをべずにぐいぐい飲んで寝てしまう。不器用な飲み方ねえ。 朝から飲んで真っ赤な顔をした弟子をつれて先生は町に繰り出す。友人やら知人やらが勤める会社や

    帰燕せつなき高さ飛ぶ - mmpoloの日記
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    sap0220 2009/07/11
    言葉にならない。
  • 田中克彦「ノモンハン戦争」(岩波新書) - mmpoloの日記

    新聞に載っている岩波書店の今月の新刊の広告に、岩波新書で「ノモンハン戦争」というのがあった。あれってノモンハン事件じゃなかったっけ、くらいに思ったがとりたてて読みたいとは思わなかった。でも一応著者を確認したら田中克彦だった。モンゴル語が専門の言語学者で、田中のどのも興味深く読んできた。ほとんどすべての著書を読んできただろう。そういう著者は、ほかにスパイ小説のジョン・ル・カレ、ポーランドのSF作家のスタニスワフ・レム、作家の金井美恵子、画家でエッセイストの野見山暁治など数える程度だ。 仮にノモンハンだって、田中克彦が書いているのなら読むに決まっている。そしたら、朝日新聞の6月25日夕刊に「ノモンハン戦争とは何だったのか、奪われた民族統合の夢」と題された田中克彦の署名原稿が掲載された。 ここに1枚の写真がある。左に見えるのは満洲国の、右はモンゴル人民共和国の国旗である。撮影された日付は、19

    田中克彦「ノモンハン戦争」(岩波新書) - mmpoloの日記
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    sap0220 2009/06/30
    田中克彦シリーズについて
  • 車谷長吉の危ない身の上相談 - mmpoloの日記

    6月13日付けの朝日新聞の「悩みのるつぼ」に「男性高校教師 40代」から身の上相談が寄せられている。回答者はエキセントリックな作家車谷長吉さんだ。 40代の高校教諭。英語を教えて25年になります。自分で言うのも何ですが、学校内で評価され、それなりの管理的立場にもつき、生徒にも人気があります。と子ども2人にも恵まれ、まずまずの人生だと思っています。 でも、5年に1度くらい、自分でもコントロールできなくなるほど没入してしまう女子生徒が出現するんです。 今がそうなんです。相手は17歳の高校2年生で、授業中に自然に振る舞おうとすればするほど、その子の顔をちらちらと見てしまいます。 その子には下心を見透かされているようでもあり、私を見る表情が色っぽくてびっくりしたりもします。 自己嫌悪に陥っています。もちろん、自制心はあるし、家庭も大事なので、自分が何か具体的な行動に出ることはないという自信はあり

    車谷長吉の危ない身の上相談 - mmpoloの日記
    sap0220
    sap0220 2009/06/14
    人生の始まりは破綻を味わった先に・・・。うん、そうかもしれない。
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