朝日新聞12月9日の朝刊に「インタビュー 北の国から TPPを考える」と題する脚本家倉本聡へのインタビューが載っている。見出しが「土から離れた議論 農業を知らない東京目線の思考」となっている。 倉本聡は1935年生まれ。まず記事のリーダーから、 北海道・富良野を舞台に、ドラマ「北の国から」を世に送り出した脚本家の倉本聡さん(76)が、いま環太平洋経済連携協定(TPP)への参加に不安を感じているという。東京から富良野に移り住んで34年。北国で自ら土に触れてきた倉本さんが覚える不安とは何なのか。そして、いまの世界経済に感じる疑問とは。 「 」内は記者の質問に答える倉本聡の言葉。 −−TPPの論議をどう見ますか。 「私は経済の専門家ではないし、直感的な言い方しかできないけれど、土に触れたことがない人たちの議論が続いているように思いますね。それで大丈夫なのか不安感があります」 −−不安感、ですか。