相変わらずメディア企業がオンライン事業に躍起になっている。どこかとどこかが共同で新しいコンテンツ配信に乗り出した。どこかが斬新なオンライン事業を始めた・・・。 もしこれらの試みの目的が、まっとうなコンテンツ製作コストを上回る収益を上げることにあるのであれば、残念ながらすべて失敗に終わるだろう。断言してもいい。こうした事業にはある視点が欠如しているからだ。 ケータイの機能に関する技術革新は行くところまで行った。これ以上、どのような機能を追加できるというのだ・・・・という議論。この議論にも大事な視点が欠如している。 2009年、消費者のメディア消費の形を激変させるようなテクノロジーはどういうものが登場するのだろう・・・。というメディア業界内で交わされる議論。同じくある視点が欠如している。 確かにインターネットは、消費者のメディア消費の形を激変させた。だれもがその変化に必死に追いつこうとし