発毛関連会社に「社員を殺す」との電子メールを送ったとして、愛知県警中署は29日、長野県安曇野市三郷小倉、飲食店店員、栗田達也容疑者(32)を威力業務妨害の疑いで逮捕した。栗田容疑者は「この会社の発毛剤を使ったが、効果がないことに腹が立った」と供述しているという。 容疑は4月25日午前1時ごろ、名古屋市中区に本社がある発毛関連会社のホームページに「このまま悪くなるようなら、俺の通っている(同社運営の)サロンの皆さんを殺しますから」などと書いた匿名のメールを送り、業務を妨害したとしている。同社は全国の支店関係者の安否確認などをしたという。 中署によると、栗田容疑者は10年7月ごろに同社の顧客になり、長野県松本市のサロンで発毛のケアを受け、発毛・育毛商品を購入していた。4月ごろにも同様のメールがこの会社に送られており、同署が関連を調べている。【石山絵歩】
徳山動物園(周南市徳山)は16日、メスのサバンナゾウ「マリ」が15日に死去したと発表した。推定32歳で、人間の年齢だと45~50歳ぐらいにあたる。 アフリカ生まれのマリは、幼い時の81年7月に入園。現在、体高約2・5メートル、体重約3・5トンだった。同園唯一のゾウで、獣舎の前には「ぞうさん」の作詞で知られる同市出身の詩人のまど・みちおさんが94年11月にマリを見て作った「まあるいみみで まあるいちきゅうを きいているよ」(抜粋)という詩の石碑が設置されている。 同園によると、15日午前8時半ごろ、寝室で体の左側を下にして横たわったまま動けなくなっているのを飼育員が見つけた。自力では起き上がれない状態で、同日午後9時ごろ息を引き取った。 マリは3年ほど前から左の後ろ脚が悪く、何かのはずみで転倒して起き上がれなくなった。このため体の一方に体重がかかり、血行が悪化したのが死因とみられる。前日午後
芥川賞の選考委員を務める東京都の石原慎太郎知事(79)は18日夕、毎日新聞の取材に「今回で辞める。刺激がない。駄作のオンパレードだ」と語り、17日の第146回選考委員会を最後に退任する意向を示した。 18日午後には都庁で報道陣に対し、「いつか若い連中が出てきて、足をすくわれる戦慄(せんりつ)を期待したが、全然刺激にならない」と退任の理由を語った。 石原知事はデビュー作「太陽の季節」で芥川賞を当時最年少の23歳で受賞し、95年から同賞選考委員。6日の定例記者会見では今回の候補作について、「ジェニュインなもの(本物)がない」などと述べていた。 今回芥川賞に選ばれた田中慎弥さん(39)は17日の記者会見で「気の小さい選考委員が倒れて都政が混乱しますので、都知事閣下と都民各位のためにもらっといてやる」などと発言したが、石原知事は「いいじゃない、皮肉っぽくて」と受け流している。 賞を主催する日本文学
インドネシア・ジャワ島中部ソロの動物園で、おいしそうにたばこをくゆらす5歳の雄オランウータン、トリ=2011年9月14日、民間団体「オランウータン保護センター」提供 【ジャカルタ佐藤賢二郎】たばこ大国インドネシアの動物園で、来園者が投げ入れたたばこを吸うオランウータンの健康被害が問題となっている。民間団体「オランウータン保護センター」は今月14日、ジャワ島中部ソロの動物園でおいしそうにたばこをくゆらす5歳の雄オランウータン「トリ」の姿を撮影。映像を公表し、動物園に監視強化や施設の改善を求めている。 保護センターのハルディ・バクティアントロ氏は「人間をまねて喫煙するオランウータンの様子を楽しむ若者たちが多い」と批判。「オランウータンの健康を害するだけでなく、その結果発症した結核などの病気に人間が感染する危険性もある」と述べた。 インドネシアでは、人口約2億3000万人のうち3割以上が喫煙者。
東京メトロは23日、半蔵門線の男性運転士(36)が乗務中に携帯電話でメール送信を繰り返していたと発表した。昨年9月から今年6月までの間に、約400回送信していた。東京メトロ広報部は「あるまじき行為であり、近く厳正に処分する」としている。 東京メトロによると、運転士は駅と駅の間でメールを作成し、携帯の電波が届く駅に到着すると送信していた。運転中は右手でハンドルを握り、左手でメールを打っていたという。国土交通省の省令は運転中のメール使用などを禁じており、社内規定でも携帯の使用だけでなく、私用携帯の持ち込みが禁止されている。 運転士の知人が20日、東京メトロに「大量のメールが送られてきて困っている。勤務中も送信しているのではないか」と連絡し、発覚した。昨年9月から今年6月までの間、この知人には勤務時間外も含め約1900回のメールが送られていた。運転士は「申し訳ないことをした」と話しているという。
東日本大震災で被災した福島県いわき市の介護老人保健施設「小名浜ときわ苑」の入所者と職員計184人が21日、大型バスに分乗して千葉県鴨川市に集団避難したが、移動中の車内で80歳と94歳の女性入所者2人が心肺停止状態となり、鴨川市到着後に死亡が確認されたことがわかった。施設側が明らかにした。2人は出発前から具合が悪そうだったといい、鯨岡栄一郎施設長は「長距離を移動するリスクは考えたが、いわきに残っても医療を受けられず、苦渋の決断だった。残念です」と話した。 関係者によると、ときわ苑は地震で建物の一部が破損し、断水が続いたうえ、食料が届きにくくなっていた。16日にホームページに「全員無事です。食料・水などの支援をお願いしております」とメッセージを掲載していた。 さらに東京電力福島第1原発から約50キロにあるが、現在は20~30キロ圏内に設けられている屋内退避区域が今後拡大した場合は、取り残される
9日までの1週間に報告されたインフルエンザ患者数は1医療機関あたり5.06人と、前週の2.30人に比べて2倍以上に増加したと、国立感染症研究所が14日、発表した。検出されたウイルスは昨年世界的に流行した新型が最も多く、8割以上を占めた。流行のピークは2月初めごろと予想され、手洗いとうがいの徹底が求められている。 全国約5000の定点医療機関を調べた。 それによると、3~9日に報告された医療機関あたりの患者数は、沖縄が最も多い25.90人で、福岡県が11.53人、佐賀県が11.41人と続き、北海道以外のすべての都府県で前週を上回った。患者数は2万4841人だった。検出されたウイルスは新型が約83%、A香港型が約18%、B型の検出はなかった。 厚生労働省によると、今季の感染者のほぼ半数を20~40代が占めている。また、昨年12月中旬の流行入り後、A香港型から新型が目立ち始めた。その背景は不明と
誕生日のケーキを贈られて喜ぶチーバくん=市川市鬼高1の県立現代産業科学館で2011年1月8日午後2時17分、山縣章子撮影 昨年秋の千葉国体マスコットキャラクターから県のマスコットに昇格した「チーバくん」のお披露目イベントが8日、県立現代産業科学館(市川市鬼高1)で行われた。今月11日に4回目の誕生日を迎えるチーバくんに一足早く、誕生日ケーキや歌が贈られた。 森田健作知事は「ぜひチーバくんを残してとの声が多かった。これからもチーバくんをよろしく」とあいさつ。市川市立第六中の管弦楽部の生演奏に合わせ、約350人が「ハッピー・バースデー」と歌って誕生日を祝った。近隣県のキャラクターからお祝いのメッセージも寄せられた。 県によると、チーバくんは「県に住む不思議な生き物」という設定で07年生まれ。好奇心旺盛で、未知のものに立ち向かうほど勇気と情熱がわき、体が赤く輝くという。生みの親はイラストレーター
毎日新聞がNTTレゾナントの協力を得て行ったインターネット調査で、非喫煙者のうち「10月のたばこの値上げに合わせて禁煙した」と答えた人は4%にとどまった。一方、さらに値上げされた場合、喫煙者の16%が「禁煙する」と回答。「値段によっては禁煙する」と答えた人も57%に上った。 喫煙者は全体の21%で、非喫煙者は79%。喫煙者を男女別にみると、男性は26%、女性が14%だった。【山口昭】 ◇質問と回答◇ ◆たばこを吸うか。 吸う 21 吸わない 79 ◆<「吸う」と答えた人に>さらに値上げされたらどうしますか。 吸い続ける 27 値段によっては禁煙57 禁煙する 16 ◆<「吸わない」と答えた人に>いつ禁煙しましたか。 もともと吸わない 69 06年の値上げ以前 20 06年の値上げ時 1 今年10月以前 6 今年10月の値上げ時4 (注)数字は%、小数
気持ちよさそうに雪道を散歩するペンギンたち=北海道旭川市の旭山動物園で2010年12月19日午前11時3分、横田信行撮影 北海道旭川市の旭山動物園で冬の風物詩として人気を集めるペンギンの散歩が19日、始まった。散歩は冬期間、太り気味になるペンギンの運動不足を解消するため02年に開始。昨年より1日遅い。 ジェンツーペンギン2羽とキングペンギン15羽がぺんぎん館を出発。約500メートルを約30分かけて歩いた。コース沿いには観光客らが列を作り、間近に近寄ってきたり、よちよち歩きをするペンギンたちに歓声を上げていた。 散歩は積雪がなくなる3月中旬まで。当面、午前11時と午後2時半の1日2回で、換羽期に入る3月からは午前11時の1回。30日~1月1日は休園。【横田信行】
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