◇市の魅力を全国に 大工や総菜業、家電製品販売店主など、40歳から28歳の地元若手有志5人と「北秋田名物」社を設立。地域の特産品や観光を総合的に企画して全国発信しようと意気込む。 同市鷹巣地区は市内で最も人口が多く、JR鷹ノ巣駅前から続く県道沿いは銀座通りと呼ばれた商店密集地だった。だが今はくしの歯が抜けるようにシャッターを下ろす店舗が目立ち、すっかり寂れている。 商工会青年部長などを務め、イベントの旗振りを通じて街活性化に努力してきたが、「ボランティアでは限界がある。やはり会社組織でなければ」という思いがあった。 思ったらすぐ動く性格でジッとしていられない性分。3月下旬、雇用対策で国から3年間で1億3000万円が支出される「ふるさと雇用再生特別交付金事業」の存在を知り、さっそく行動を起こした。 商工会青年部の仲間と、「何とか街ににぎわいを取り戻せないか」と寝る時間も惜しんで議論。「よしや