そしてバブルがやってきた… ようやく、すべての都道府県で緊急事態宣言が解除された。まだ完全に終息したわけではないため予断を許さないが、この事態の進展は、生活、経済の双方の改善の観点から本当に大きな一歩だと感じている。 そして、それと同期するように、世界中で株式市場が猛烈な勢いで上昇を始めている。多くの強気派の識者や投資家からも、反転上昇のタイミングとペースの早さについて驚きの声が聞こえてくるほどだ。 いまだに業績予想すら出せていない企業が多数あり、経済統計も過去最低値を更新し続ける中で、ここまで一気に株が戻すのは違和感が大きいのは確かだ。 ただし、原因は分かっている。言うまでもなく、この背景は異常なまでの緩和状態と過剰流動性である。 米国を中心として、世界中で今まで経験したことのない「青天井」の大規模緩和に踏み切っており、恐ろしい勢いで余剰資金が膨れ上がっている状況にある。これは、もう何も