7月以降、再び悪化 消費減少の「第2波」がやってきそうだ。 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言による営業自粛などで、4月、5月と大幅に落ち込んだ消費は、6月には持ち直す気配も見えたが、7月以降、再び悪化の色彩を強めている。 このままでは「年末消費」も壊滅的な打撃を受けそうで、日本経済は深刻な事態に陥る可能性がある。 総務省が9月8日に公表した7月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は実質で、前年同月比7.6%の大幅減少になった。 4月は11.1%減、5月は16.2%減と、これまで経験したことのない落ち込みになったが、営業が再開された6月は1.2%減にまで持ち直していた。それが、再び大きなマイナス幅となった。 8月に入っても回復の兆しは見えない。 集計が早い新車販売統計を見ても、大幅なマイナスが続いている。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が9月1日に発表した8月の新