筆者が「女子会」の存在に初めて気づいたのは、東京ウォーカーのウェブ版記事「男子禁制!秘密の花園『女子会』がブーム」(2008年12月24日)を読んだ時でした。女性だけで集まる飲み会が流行していることを伝えた記事です。流行の背景として、同記事は「関西の人気読者モデルが女性だけの飲み会を開いていたこと」や「米国のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で女性同士の友情が注目されたこと」を指摘していました。 やがて、女子会の概念は一般にも普及しました。例えば2010年の新語・流行語大賞は、トップテンの1つに女子会を選んでいます。 ところで、女子会という言葉が流行した2010年ごろから、マーケティングの世界で「女子○○」という表現が流行し始めました。女子飲み、女子ラーメン、女子鍋、女子旅、女子登山、女子キャンプ、女子ジャズなどの表現を使用することで、女性需要を喚起するようになったのです。筆者は
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