僕は非常に苦手でした。 同級生が「子どもっぽい」作文を出しているのを見ると、吐き気がしました。 「ジャリどもが!」と腹の中で罵っていました。「よくもまぁ、こんな恥ずかしい文章を晒せるな」と。 小学生くらいからすでに僕は「中二病」だったらしいです。 「自分の好きなことを書きなさい」などといわれて、そんなこと書けるかっつーの!と思っていました。 今ならわかるんですが、同級生は「大人たちが喜ぶであろう『子どもっぽい』作文」を書いていたんですね。 自分がそのことに気づくまで結構かかりました。 子どもが「子どもっぽい」わけがありませんから。 同級生は、そうやって大人たちの言外の要求に応えていたんですな。 僕がアホだったわけです。 でもほんとうに、子どもに作文を書かせる意味って、そういう大人の自己満足を子どもが満たすため、なんですかね? そうでなければ、子どもが「内面」を作り出すためのツールを子どもた