スケートはオランダから、そしてスキーは北欧から始まった 冬季オリンピックは1924年、私達が普通、『オリンピック』と言っている夏の大会に28年遅れてはじまりました。 第1回大会はアルプスの最高峰モンブランのふもとにあるリゾート地シャモニー・モンブラン(フランス)で開かれました。しかし、実はこの大会はフランスが主催、国際オリンピック委員会(IOC)が名目的に後援して実施された『国際冬季競技週間(International Winter Sports Week)』で、これを翌1925年になってIOCが『第1回冬季オリンピック競技大会』として“追認”した、という奇妙な経過をたどって、やっと日の目を見たものでした。 スキーやスケートは冬の間、雪と氷に閉ざされる地方で交通・輸送の手段として考案された用具が、近代になってスポーツとして活用されたものです。 スケートは運河が凍るオランダからヨーロッパ各地