外国人労働者受け入れを拡大する入管難民法などの改正案を巡り、法務省は十九日、失踪した外国人技能実習生の聞き取り調査に使った「聴取票」を衆院法務委員会に開示した。閲覧した野党委員は、月収九万円で週百三十時間働いたとするケースなどを報道陣に明らかにし、労働基準法違反の疑いが強いと批判した。実習生の過酷な労働環境の一端が浮かび上がった。(新開浩) 開示されたのは、法務省が昨年、失踪原因や雇用環境を聞き取った聴取票二千八百七十人分の写し。就労先など個人の特定につながる情報は黒塗りにした。同省は複写を許可せず、野党委員が内容を書き写し、一部を報道陣に説明した。
![東京新聞:失踪実習生の聴取票開示 週130時間労働 月収9万円:政治(TOKYO Web)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b5358c2ee8b37db784e7f72c8adc8fba8cd274d8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.tokyo-np.co.jp%2Farticle%2Fpolitics%2Flist%2F201811%2Fimages%2FPK2018112002100072_size0.jpg)