「キムタクが如く」と思われがちな『ロストジャッジメント』はなぜ“ド級の社会派サスペンスゲーム”なのか? 「イジメと私刑」というクソデカ社会問題にメスを入れた同作について考える 手からビームを放つ姿や人間離れしたダンスシーンだけを見て、「キムタクが如く」などと笑っているのは間違いだ。 なぜなら『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』(以下、『ロストジャッジメント』)は、「イジメ」という、きわめて繊細で、表現の方法論としても困難と言える事象を軸にし、前作よりもさらに踏み込んで「正義」を描くことにチャレンジしたド級の社会派サスペンスゲームだからだ。 これは後述するようにビデオゲームではほぼ真正面から描かれたことのない困難な題材であり、ましてAAA級のタイトルを例に考えればおそらく初の試みだろう。 文/悲野ヒコ 編集/ishigenn 舞台や時代背景を発売年に合わせて形作る、「龍が如くスタジ
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