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2008年5月7日のブックマーク (5件)

  • GRAND THEFT AUTO IV - 人殺しが人死にに立ち会う - また君か。@d.hatena・・

    ミシェルが死んだ。おれが殺した。しばらく考え、セーブせずそのまま電源を切った。おれはショックで二時間ほど夜中の市街をさまよった。部屋に戻って再起動すると、そこにはミシェルが居た。死ぬ前のミシェルが。死ななかったミシェルが。選択し、選択されなかったほうの、電子の海に消えた平行世界で、しかしあのミシェルは死んでいた。黒こげになった車の前で、ニコは呆然と突っ立っていた。花でも置いてやればよかったのかもしれない。GTA に花屋はあるだろうか。わからないが、たぶんないだろうと思った。それがあるなら、セーブしてから電源を切ったかもしれなかった。 順番に書き出すと、以下のようなかんじになる。 ミシェルというのは、PC であるニコのガールフレンド。すでに何度かデートしていて、そろそろ好感度が上がってきたなーと実感できていた頃合い。 リトル・ジェイコブの運び屋ミッションを一仕事終えてからミシェルに電話、デー

    GRAND THEFT AUTO IV - 人殺しが人死にに立ち会う - また君か。@d.hatena・・
  • sside.net : 認識と現実と虚構と物語

    ンな野暮な。 2007-09-29 - はてなダイアリー - debedebeの日記 そろそろ「成分分析」「脳内なんとか」「なんとか図ジェネレータ」に代表される「なんの根拠もなしに与えられた文字列を適当に参照して適当な結果を返しておもしろがるシステム」に対する嫌悪感(勝手に省略)に名前を Postal2ってゲームがありまして。この作品で感動したシークエンスがあった。 我らがポスタル・デュード先生を駆って街を探索していたとき、それに出会した。女が警官に警棒で滅多打ちにされていた。何をやったかは知らない。女は悲鳴を上げ、怯え、逃げることも儘ならず延々と殴られていた。我がポスタル・デュードは警官を止めることもなく立ち竦んでいた。ゲームでかの警官を止めることは即ち殺す以外になく、その女を助けることは自らが警官に追われることと同義だった。唖然とし、また面倒を避ける気持ちも働いたのか、漫然と横からその

  • 「で、みちアキはどうするの?」 - 幸福とはなにか?

    名作アニメ「機動戦士ガンダム」が講談に、「新世紀エヴァンゲリオン」が能になった。ガンダムなどモビルスーツ同士の戦闘が合戦の修羅場読みになり、クローン兵器であるエヴァに取り込まれた母の魂が鬼女の嘆きを発し、と意外な“シンクロ”を見せる。新旧の表現の融合から、ニュータイプの日文化が生まれるのか? 吹いた。 それより凄いのが、記事中で「ガイナックスのHP」のURLを全角文字で記載し、なおかつそこからリンクが貼られていることだ。どういう意味なんだ??? 幸福とは、「現在の自分が幸福であると知っている状態」のことです。それは、外部から規定されるものではありません。なぜなら、「あの人は幸福であるはずなのに、自分ではそれを知らなかった」ということは、有り得ないからです。 他人から見てどれほど「幸福に違いない」と思われるような環境にいたところで、人がそう感じていないのならば、そこに意味はありません。そ

    「で、みちアキはどうするの?」 - 幸福とはなにか?
  • 大統領と握手 - 飲めヨーグルト

    もう、ずいぶんと昔の話になってしまうのだが、僕は大統領と握手をしたことがある。大統領と言えば、もちろんそれはアメリカ合衆国大統領にほかならない。これはたまたまトイざラスで買い物中の大統領に出くわした……とかいうわけではない。2000年に開催された九州沖縄サミットの際、当時のアメリカ合衆国大統領ビル・クリントンが糸満の平和記念公園で沖縄県民に向けて演説をする、というイベントがあったのだ。演説終了後には、大統領と地元の高校生たちが友好的に握手を交わす、という場面があらかじめ用意されており、当時まだ沖縄の高校生だった僕も、握手用のモブとして選ばれたのだった。僕は当時、料金以下のマズイめしをわせるレストランでさえも気前よくおかわりをオーダーしてしまうような、いわゆる優等生のレッテルをはられた存在であったから、こうした役割にはうってつけだったのだろう。最初のうち、僕はこのことについてとくに何も考え

    大統領と握手 - 飲めヨーグルト
  • お腹筋肉、地獄アマリリス - ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ

    今週もまた、五年二組に音楽の時間がやってきた。 音楽の波動キミ子先生は、ピアノを囲んで丸く置かれた椅子に座ったぼくたちをなめ回すように見た。そして、持ったフルートを片方の手の平に軽く叩きつけて歩き回りながら、 「お前ら今週もノコノコと音楽室までやって来たな、おい」 と言った。 「よろしくお願いします!」 ぼくたちは大きな声で言った。 「ぴーちくぱーちくうるせえよ、とっととリコーダーを持て」 ぼくたちは慌ててリコーダーを取り出した。そして、怒られないうちに両手で構えた。その時だった。 「や、山君! まさか、リコーダーを……」 湯沢の声が聞こえた。ぼくたちはいっせいに山君の方を見た。山君はもはや諦めたか、椅子からずり落ち気味のさっぱりした表情で、 「やっちゃったよ」 と言った。そしてどんどんずり落ちていき、とうとう、首だけで椅子に座っている状態になった。 「山君、諦めるのはまだ早いよ!

    お腹筋肉、地獄アマリリス - ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ