「うわ泣ける。すっげ泣ける。かーなしーいなーおい。アレだよね。別に悲しくねーけど泣いちゃってそんでだんだん悲しくなるときってあるよねー、とか考えて気を紛らわせてたのに、ダメだ、きたビッグウェーブ、かか悲しい悲し過ぎて、ほんとなんだか悲しくてどんどん涙が出てきて、あれ?何だコレ?涙にしては、甘い。甘ぇよ。んで臭い。甘いのに臭いって、新感覚だわー。あ、しかも色が青い。なんだコレ?……変だな…いつの間にか悲しくない…」 人類は悲しみを物質化することに成功した。 なぜかって?聞かれても困る。ある日気がついたら、悲しい時涙ではなく青色の液体が流れるようになっていた。そういうことになっていたのだ。 理由が必要なら、以下のどれかで納得するか、神秘と寓意に満ちた分子科学のパズルを解いてみればいい。クロスワードパズルよりは長く遊べるだろう。 理由1::神様がようやくメジャーver.upを実装したから 理由2