2017 - 08 - 07 アレルギー性鼻炎(花粉症)のメカニズム 花粉症はスギやヒノキなどの花粉が原因となるアレルギー性の病気です。 どうして、花粉症が発症するのでしょうか? そのとき、私たちの体の中でなにが起こっているのでしょうか? ① 私たちの体は、“花粉”という異物(アレルゲン)が侵入すると、 まず、それを受け入れるかどうかを考えます。 ② 排除すると判断した場合、体はこれと反応する物質をつくります。 これが、「IgE抗体」です。 ③ 抗体ができた後は、再び花粉が体内にはいったとき、花粉は鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。 ④ その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、花粉をできる限り体外に放り出そうとします。 このメカニズムにより、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御するなどの症状が出てくるわけです。