安達寛高(乙一)&漫画家・崇山祟が語る『シライサン』「コミック版はB級ホラーを意識」「映画『回路』の様な怖さを表現したかった」 乙一の名で作家としても知られる安達寛高が監督し、飯豊まりえが主演する完全オリジナルストーリーのホラー映画『シライサン』が、大ヒット公開中です。今回監督を務めた乙一こと安達寛高監督と、コミカライズ本を手掛けた崇山祟との対談インタビューが実現! お二人に、お互いの作品の感想、制作過程などを伺いました。 ●『シライサン』を執筆した際。どの様な事から構想を得たのでしょうか? 安達監督(乙一):“どんな幽霊だと面白い映画になるだろう”という事を考えながら、構想を練っていきました。色々な幽霊のアイデアを出していく中で、”幽霊がいると気づいたら襲われる”、”気づかないふりをしなければいけない”といった案が出て来ました。その中で、”幽霊を見ている間は襲ってこない”という案が採用さ