「攻殻機動隊」の魅力を語り合った冲方丁と神山健治 「攻殻機動隊」シリーズでおなじみの特殊部隊・公安9課がいかにして生まれたかを描き出す『攻殻機動隊ARISE』(以下『ARISE』)の構成・脚本を担当する作家の冲方丁と、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(以下「S.A.C.」)の監督・脚本を担当した神山健治が、「攻殻機動隊」の魅力を語り合った。 『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』フォトギャラリー 士郎正宗の原作コミックの連載開始が1989年。そこから25年たってもなお愛される本シリーズの魅力を神山は「ネット時代を可視化した先駆者としての強みはもちろんのこと、特殊部隊である公安9課という刑事物としての側面、肉体を喪失した人間が何を思うのかという視点といった多面性があったからこそ、25年も生き延びたと思う」と分析する。 ADVERTISEMEN