新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言に伴い民間施設に休業要請が出ている大阪府で、営業を自粛し無人となった店舗を狙ったとみられる窃盗が目立ち始めた。府警は「扉や窓を確実に施錠し、現金や高額商品を置いたままにしないで」と呼び掛けている。 府警によると、20日までに大阪市の繁華街ミナミの飲食店や衣料品店で4件の被害が確認された。無人だった店舗のガラスが割られるなどし、現金約1万円や商品が盗まれた。堺市堺区では、同じ雑居ビルに入るスナックなど少なくとも3店舗が荒らされ、売上金約10万円や酒が盗まれた。