僕は新卒で企業に入社して以来、あたりまえだが、サラリーマンをやっている。雇われているただの社員。そこそこな規模の会社で、尚且つ、年功序列色が強い会社のため、経営陣は50代、60代の人ばかりで20代の僕が入れるはずもない。 しかし、ちっともツマラナイとは思っておらず、むしろ楽しんでいる。学生時代は起業志向が強く、「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで、「俺も絶対起業する」と思っていた。でも、今のサラリーマン状態でも、ある意味「起業っぽい」楽しみ方を味わえている。 理由はネットビジネス領域ということもあってか、新規事業を提案するチャンスが多くあり、企画書やら、事業計画書やらを頻繁に作成するため。起業家が、投資家から出資を募ったり、銀行からお金を借りるのと同様に、サラリーマンでも経営陣に「自分の企画した事業にお金を割いてくれ」と、提案することができる。 「投資家が経営陣」になり、「起業家が社員」に