『最高のリーダーは「命令なし」で人を動かす』(鈴木颯人 著、KADOKAWA)の著者は、スポーツメンタルコーチ。 アスリートの心理的な「思い込み」を取り除き、望む結果に最短距離でたどり着くメンタルコーチングを行っているのだそうです。 立場上、さまざまな悩みを聞いているそうですが、とくに多い相談が「いまいるメンバーが思いどおりに動かない」ということ。 そして、そのことで悩む人の大半は「リーダーはこうあるべき」という理想像を描き、指示命令して人を動かそうとして現実とのギャップに苦しんでいるのだといいます。 ところが著者は、「リーダーに命令など必要ない」と断言しています。 皆に命令して引っ張るのではなく、皆が自然と「行動したくなる」環境を作り出すことのほうが、100倍簡単なうえに、100倍早く結果を出せるからです。 かといって、ボトムアップのような仕組みを作る必要もありません。 方針を示すだけで