くんちゃんの視点で繰り広げられる冒険がダイナミック くんちゃんは、家族が過去に生きてきた瞬間を旅していくのですが、時代ごとの風景や人物描写がダイナミックで引き込まれます。 小さい男の子が目の当たちにする「大きな世界」が、細田守作品の真骨頂とも言える美しいアニメーションで展開されるわけですね。 現実世界に戻ってきたくんちゃんは、学んできたことを自分の意志で実践します。 失敗しても繰り返し努力することで、少しずつ成長していく姿には胸を打たれました。 物語終盤の純粋でひたむきなくんちゃんは、もう立派なお兄ちゃんです。 時代ごとの景色や建造物のディテールが繊細 くんちゃんの視点から描かれる景色は、色彩鮮やかでディテールも繊細です。 特にひいじいじの生きる戦後間もない風景と、クライマックスに登場する近未来の東京駅は、見事な対比となっていて美しさと迫力に圧倒されます。 また、細田守監督の話によると、建