京都市の医療機関が、独自の判断で高齢者15人に新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種を行っていたことが分かりました。 京都市は「2回の接種が終わっていない人が多くいる中で、自己判断でルールから逸脱することはあってはならない」として、この医療機関との接種の委託契約を解除する方針です。 京都市によりますと、3回目のワクチン接種は、市内の医療機関で今月2日から10日にかけて行われました。 接種を受けた15人はいずれも65歳以上の高齢者で、ファイザー製のワクチンを6月末までに2回接種していたということです。 この医療機関では、2回の接種を終えたおよそ100人に抗体ができたかどうかを調べる検査を独自に行っていて、このうち抗体量が低かった人に対して、希望を聞いたうえで3回目の接種を無料で行っていたということです。 京都市の調査に対して、医療機関の院長は「抗体量を上げないと感染防止ができないと考えたが