済々黌、ドカベン読んで大成功!ルールの盲点突き勝利…夏の甲子園 7回1死一、三塁、済々黌・西が遊直を放つ 遊直を捕球した鳴門・河野は一塁へ山なりの送球をし飛び出していた一塁走者を封殺 しかし、その間に三塁走者・中村謙(右)が生還 鳴門ナインは遊直併殺だと思いベンチに引き揚げ喜ぶが スコアボードには1点の文字が入り ベンチ前の鳴門ナインはスコアボードを見つめぼう然とした ◆第94回全国高校野球選手権大会第6日 ▽第2試合 済々黌3―1鳴門(13日・甲子園)18年ぶり出場の済々黌(せいせいこう、熊本)が、県下屈指の進学校らしい“頭脳プレー”で歴史的1勝を挙げた。鳴門(徳島)戦で1点リードの7回。1死一、三塁から遊直が一塁に転送されて併殺が完成する前に、三塁走者が帰塁しないまま生還。相手のアピールがなく得点が認められ、貴重なダメ押し点を挙げた。90年以来、22年ぶりの勝利を挙げるとともに、195