ロボットの王国｜人とロボットの秘密世界の最先端領域を歩む日本のヒューマノイド開発を 独自の視点から追いかけたノンフィクション ７月３日（木）発売!! 対象を理解するための方法は、観察し分析するだけではない。「自分でつくって、確認する」というアプローチもあるのだ。 ロボット工学ではまさにこの方法をとり、「人間をテクノロジーで再現する」という究極の目標のもと、身体や意識の工学モデルを手に入れようと日々、挑戦している。そしてその成果は、従来の「人間についての常識」を揺さぶっているのだ。 ロボット工学とは未来の夢を追いかけるロマンティックな学問ではなく日々、人間について新たな知見を提起するライブな分野なのである。 本書は、ロボット工学を究極の人間理解ととらえ哲学、脳科学、認知心理学にもおよぶ領域を踏まえながら松原仁（公立はこだて未来大学）、石黒浩（大阪大学）、中田亨（デジタルヒューマン研究センター）、前野隆司（慶應義塾大学）、
