WBCの歓喜から1カ月余りが経過した。 この間もロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手らの活躍が、連日、テレビの情報番組を賑わせ、まだまだあの熱狂の余韻をファンは楽しむ日々が続いている。 その一方で、大会後になかなか状態が上がらなかったり、故障で戦線離脱して苦しんでいる選手がいるのも事実だ。 ヤクルト・村上宗隆内野手は開幕後もスランプが続き、4月終了時点で1割5分7厘という低打率に喘ぎ、本塁打もまだ2本という現状にある。またDeNAの牧秀悟内野手も打率2割3分5厘の3本塁打と本来の力からするとかなり低い成績に低迷し、投手でも日本ハムの伊藤大海投手は5月2日に開幕5試合目で初白星をマークしたが、防御率4.71と振るわない。 さらに心配なのは今回のWBCに出場したメンバーで、すでに5人が故障やコンディション不良で戦線を離脱しているという事実である。大会中に右手小指を骨折した西武・源田壮亮内野手