毎月、電気通信事業者協会(TCA)から携帯電話・PHSの契約数状況が発表されているが、6月の「純増数」(新規契約者数−解約者数)の数字に大きな変化が現れている。auが5月の2位から4位に転落し、イー・モバイルにも抜かれてしまったのだ。auが純増数で最下位になるのは2003年3月以来、5年3か月ぶり。なお、5月まで13か月連続で純増数トップを走ってきたソフトバンクモバイルは、6月も引き続き好調で1位となり、14か月連続トップに立っている。 各キャリアの純増数は次のとおり。 1位 ソフトバンクモバイル 15万8900件増 2位 NTTドコモ 8万4200件増 3位 イー・モバイル 4万7700件増 4位 KDDI(au) 1万2000件増 auの純増数が急落した理由はプリペイドサービス「ぷりペイド」のキャンペーン終了に伴い解約数が急増したこと、そして「夏モデル」の投入が本格化する直前の端境期だ