ソヴィエト連邦最後の指導者だったミハイル・ゴルバチョフ元大統領の葬儀が3日午前、モスクワであり、数千人の市民が列をなして参列した。しかし、国葬ではなく、ウラジーミル・プーチン大統領は欠席した。元大統領はその後、市内のノボデヴィッチ修道院の墓地に埋葬された。 8月30日に91歳で死去したゴルバチョフ氏の告別式は、モスクワの労働組合会館「円柱ホール」で行われた。開かれた棺に横たわる元大統領の遺体に最後のお別れをするため、多くの市民が何時間も並んだ。儀仗兵(ぎじょうへい)が護衛する会場には、ゴルバチョフ氏の遺影が掲げられていた。