「女性専用図書館」閉鎖 タリバンが圧力、開設から半年余―アフガン 2023年03月14日05時14分 【図解】アフガニスタン 【ニューデリー時事】アフガニスタンの首都カブールにある女性専用の図書館が開設から半年余りで閉鎖を余儀なくされた。女性の権利に厳しい制限を課すイスラム主義組織タリバン暫定政権からの圧力が理由という。開設した活動家の女性が13日、明らかにした。 タリバン、女子の大学受験認めず 教育からの排除進める―アフガン 図書館は、通学を禁じられた女性に安心して読書や勉強ができる場を提供するため、昨年8月下旬に開設。ロイター通信によれば、教師らから寄贈された小説や学術書など1000冊以上をそろえていた。 国際 コメントをする
アフガニスタン・マザリシャリフの通りを歩くブルカ姿の女性(2021年12月22日撮影)。(c)Mohd RASFAN / AFP 【12月27日 AFP】アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織タリバン(Taliban)暫定政権は26日、近親男性が同伴しない限り女性の遠出を禁止すると発表した。勧善懲悪省がソーシャルメディアに新指針を投稿した。 タリバンはさらに、全ての車両所有者に対し、髪をスカーフなどで覆っていない女性の乗車を拒否するよう求めた。車内で音楽をかけることも禁止される。 勧善懲悪省の報道官はAFPに対し「女性が45マイル(約72キロ)以上移動する場合、近親者が同伴しなければならない」と説明した。近親者は男性に限るという。女性が移動する場合、「ヒジャブ」の着用が求められるとも述べた。 タリバンは8月15日に実権を掌握すると、公的部門で働いていた女性の復職を禁じた。また、大半の女
アフガニスタン・ガズニ州の通りを歩く女性や子どもたち(2021年11月13日撮影、資料写真)。(c)HECTOR RETAMAL / AFP 【11月22日 AFP】アフガニスタンで権力を掌握したイスラム主義組織タリバン(Taliban)の勧善懲悪省は21日、「宗教上の指針」を発表し、テレビ局に対し、女優が出演するドラマの放送を中止するよう通達した。 同省がメディアにこうした通達を行うのは初めて。タリバンは、女性記者が報道番組に出演する際にも、ヒジャブ(イスラム教徒の女性が髪を覆うスカーフ)を着用するよう求めている。 勧善懲悪省はまた、預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)をはじめとする崇拝対象が描かれているなど、イスラム教やアフガニスタンの価値観に反する映画や番組を放送しないことも要請した。 同省報道官はAFPに対し「これらは規則ではなく、宗教上の指針だ」と述べた。 アフガ
アフガニスタンの首都カブールで、米ドルを数える両替商(2014年12月29日撮影、資料写真)。(c)WAKIL KOHSAR / AFP 【11月3日 AFP】アフガニスタンで実権を掌握したイスラム主義組織タリバン(Taliban)は2日、外貨の使用禁止を発表した。すでに悪化している経済にさらなる混乱が生じる恐れがある。 タリバンが8月に実権を掌握すると、通貨アフガニは下落。海外にあった準備金は凍結され、経済の混乱に伴い銀行は現金不足となった。国際社会は今のところタリバン政権を承認していない。 国内では米ドルで取引が行われている他、南部の国境付近ではパキスタン・ルピーが使用されている。 タリバンの報道担当者ザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)氏は記者会見で、外貨使用は今後、訴追の対象となると述べた。 同氏は「経済の状況と国益から、全アフガン人がすべての取引にアフガニ
アフガニスタン・ファルヤブ州で、結婚式で踊る男性(2015年10月18日撮影、資料写真)。(c)WAKIL KOHSAR / AFP 【10月31日 AFP】アフガニスタンで実権を掌握したイスラム主義組織タリバン(Taliban)は30日、東部ナンガルハル(Nangarhar)州で同組織を名乗る武装した男3人が結婚式を襲撃し、演奏されていた音楽を止めさせ少なくとも3人を殺害したと明らかにした。 タリバンの報道担当者ザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)氏は、襲った男3人のうち2人を拘束したと述べ、襲撃は組織の命令ではないと説明した。 ムジャヒド氏によると、事件が起きたのは29日夜。タリバンを名乗る男3人が式に乱入し、音楽を止めさせた。少なくとも3人が撃たれ死亡、複数人が負傷した。 タリバンは3人のうち2人を拘束、残り1人の行方を追っている。ムジャヒド氏は、タリバンの名
アフガニスタンで、イスラム主義勢力「タリバン」関係者の車両が狙われる爆発が発生し、3人が死傷しました。過激派組織「イスラム国」が関与を主張しています。 地元メディアによりますと、アフガニスタン東部のナンガルハル州で19日、爆発が起き、子ども1人が死亡、タリバンのメンバーを含む2人がけがをしました。 爆発についてタリバンの幹部は、「メンバーの車両を狙った犯行だ」と指摘しています。 アフガニスタンでは、18日にもテロとみられる爆発が相次ぎ、3人が死亡、20人以上がけがをしていました。 こうしたなか、ロイター通信によりますと、「イスラム国」が18日と19日に起きた一連の爆発について、系列のメディアを通じ関与を主張したということです。 「35人以上のタリバンの兵士が死傷した」としています。
武装勢力タリバンが掌握したアフガニスタンで18日、中学・高校が授業を再開した。しかしタリバンの発令は「すべての男性教師と男子生徒は、それぞれの教育機関に戻るように」というもので、女性教師や女子生徒への呼びかけはなかった。アフガニスタンの中等学校には通常、13歳から18歳の生徒が通い、その大半は男女別に分かれている。 アフガニスタンのバクタル通信によると、タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道担当は後に、女子の学校も近く再開すると述べたという。タリバン当局は現在、そのための「手続き」や教師の配分など詳細について作業を重ねていると説明したという。 ムジャヒド報道官はBBCに対して、当局は年長の女子生徒のための移動手動を整備しているのだと話した。 タリバンは12日、女性が大学で学ぶことは認めるものの、国内の大学で男女共学を禁止すると発表した。また今後、女子学生に対して、新たな服装規定を制定するとして
アフガニスタン・ヘラートの学校で授業を受ける女子生徒ら(2021年8月17日撮影、資料写真)。(c)AREF KARIMI / AFP 【9月18日 AFP】アフガニスタンで暫定政権を運営するイスラム主義組織タリバン(Taliban)の教育省は17日、中等教育学校の男子生徒と男性教員に登校の再開を指示した。女性教員や女子生徒への言及はなく、18日に再開された中等教育からは女性が事実上、排除された。 通常アフガニスタンの中等教育学校は13~18歳が対象で、授業は男女別のクラスで行われる。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って学校はたびたび休校となっており、タリバンが権力を掌握してからは閉鎖状態となっていた。 米主導の侵攻作戦によって旧タリバン政権が追放された2001年以降、アフガニスタンでは女性の教育に大きな進歩がみられた。学校の数は3倍になり、女性の識字率はそれまでの倍に当たる30%にまで増
アフガニスタン首都カブールの政府庁舎入り口で、女性問題省に代わって設置された勧善懲悪省の看板(2021年9月17日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバン(Taliban)が、女性問題省を閉鎖し、20年前の第1次タリバン政権下で厳格な宗教規範を執行したことで知られる「勧善懲悪省」に置き換えたとみられることが17日、明らかになった。 【写真】女性問題省に代わって設置された勧善懲悪省の看板 首都カブールにある女性問題省の庁舎では、勧善懲悪省の看板を掲げる作業員の姿がみられた。ツイッター(Twitter)にはここ24時間で、職を失ったとして女性問題省前で抗議する同省女性職員の姿が複数投稿された。 タリバン政権関係者は17日、この件に対するコメントの要請に応じなかった。前タリバン政権の勧善懲悪省は、同伴者なしで街を歩いた女性をむち
アフガニスタンを掌握したイスラム武装組織タリバンが妊娠した女性を家族が見る前で殴打して殺害したという証言が出てきた。 5日(現地時間)、英国BBCはタリバンがアフガンのある地方都市で女性警察官Aさんを殺害したと当時目撃者の発言を引用して報じた。 BBCによると、タリバンは今月4日、夫と子どもたちの目の前で地域刑務所で働いていたAさんを殴打して銃で殺害した。Aさんは妊娠8カ月だった。 親戚は当時3人のタリバン隊員がAさんの家に入ってきて捜索し、家族を束縛したと伝えた。また別の目撃者はAさんの家に侵入した者がアラビア語を話すのを聞いたと話した。 親戚は顔がめちゃくちゃになったAさんの遺体と部屋の一角に血痕が飛び散った写真を消息筋に伝えた。 タリバンはしかし今回の事件に自分たちは関与していないと主張している。タリバンのジャビラ・ムジャヒド報道官は「われわれはこの事件を認知していてタリバンが彼女を
コンクリート塀が真っ白に塗りつぶされて、中村哲さんの似顔絵が消された壁=5日、アフガニスタン・カブール(共同) 【イスラマバード共同】アフガニスタン首都カブール中心部のコンクリート塀に描かれた、福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表だった医師、故中村哲さんの似顔絵が5日までに真っ白に塗りつぶされて消された。イスラム主義組織タリバンの抵抗勢力だった英雄の名を冠した交差点にあったため、支配を誇示したいタリバンが指示したとみられる。 【写真】中村医師、アフガンの切手に 人道支援の功績たたえ
アフガニスタンで権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンは3日夜、配下の戦闘員に対し、空に向かって銃弾を一斉に放つ「祝砲」を禁止するとの通達を出した。同日夜、流れ弾にあたって死傷する市民が相次いだためとみられる。 【写真】カブールで3日夜、激しい銃声が響き、空に閃光(せんこう)が走った。タリバン戦闘員たちが空に向かって一斉に銃弾を撃ったためとみられる=住民提供 タリバンの報道担当のムジャヒド幹部は、祝砲は市民に「害を及ぼす」ため禁止するとツイートした。 カブールでは3日午後9時ごろ、タリバン戦闘員たちが空に向かって一斉に銃を撃った。理由は明らかになっていない。 地元の病院によると、運ばれてきた人のうち2人が死亡し、10人を手当てしたという。流れ弾で70人以上が死傷したと伝えた地元メディアもある。 カブールでは、駐留米軍の最後の輸送機が飛び立った直後の8月31日にも、祝砲が2時間以上鳴り響いて
アフガニスタン・ヘラートで女性たちが行った、女子教育や女性の就労を求めるデモ(2021年9月2日撮影)。(c)AFP 【9月3日 AFP】アフガニスタン西部ヘラート(Herat)で2日、女性たちが異例の街頭デモを行い、イスラム主義組織タリバン(Taliban)の支配下でも娘たちが学校に通えるならば、全身を覆う衣服「ブルカ」の着用を受け入れると訴えた。 デモには約50人の女性が参加。プラカードを掲げ、「教育、就業、安全は私たちの権利」とシュプレヒコールをあげた。 2001年に米主導の軍事作戦によって崩壊した第1次タリバン政権では、女性は教育と就業がほとんど認められていなかった。女性は公共の場でのブルカ着用を義務付けられ、男性の付き添いなしでの外出も禁止され、街頭デモの実施はとうてい考えられないものだった。 デモに参加した写真家・アーティストの女性はAFPの電話取材に対し、「私たちは、自分たち
【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンからの米軍排除を目標に掲げてきたイスラム主義勢力タリバンは、新政権樹立に向けた動きを加速させる構えだ。タリバンのスハイル・シャヒーン報道官は31日、ツイッターで「米兵が去り、我が国は完全な独立を達成した」と主張し、「全ての同胞に祝意を伝えたい」と強調した。 中東カタールの衛星テレビ局アル・ジャジーラは30日、タリバンが、国内各派を糾合した「包摂的な政府」を樹立するまでの間、崩壊した民主政権側の幹部らを登用した暫定政府を発足させ、行政運営にあたる方向で検討に入ったと伝えた。アフガンでは15日のタリバンによる全土掌握後、行政が停滞しており、国民生活の混乱を抑える狙いとみられる。
米国務省は29日、今後もアフガニスタンから市民らが自由に出国できるという確約を、タリバンから得たとする共同声明を出した。声明には日本や欧米諸国など約100カ国が名を連ねているが、ブリンケン国務長官は同日、米NBCテレビで「タリバンの言葉をうのみにしているわけではない。彼らの今後の行動で判断する」と述べた。 【写真】カブールで8月29日、米軍のドローン攻撃で壊れた住宅のドア=AP 声明では、全ての外国人と出国が認められたアフガニスタン人が「安全で秩序ある方法」で出国できるという内容の確約をタリバンから得たとしている。31日の米軍撤退後も出国が可能になるとみられるが、声明は「この合意を裏付けるタリバンからの公式声明に注目する」とも述べている。 また、中国やロシアは共同声明に加わっていない。 タリバンはこれまで、駐留米軍の撤退後もアフガニスタン人の出国を認める方針を示している。ブリンケン氏は米N
アフガニスタン首都カブールで開かれたロヤ・ジルガ(国民大会議)で、高等教育方針について演説するタリバンの高等教育相代行、アブドゥル・バキ・ハッカニ氏(2021年8月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバン(Taliban)の教育担当責任者は29日、女性が大学で学ぶことは許されるが、男女が同じ教室で授業を受けることは禁止するとの方針を明らかにした。 【写真】赤ちゃん膝に大学受験、医師目指すアフガン人女性(2018) 欧米が支援するアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)政権を崩壊させて今月中旬に権力を掌握したタリバンは、女子教育を禁じた1990年代のタリバンの統治との違いを強調し、厳格なイスラム法の解釈に基づきつつ女性の権利の発展を尊重すると約束している。 タリバンで高等教育相代行を務めるアブドゥル・バキ・ハッカニ
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