健康保険証の廃止まで半年。河野太郎デジタル相(61)はマイナ保険証の利用を促そうと躍起だが、利用率は4月時点で6%台にとどまっている。それもそのはず。偽造マイナンバーカードの不正利用など問題は山積しており、制度の根幹から信用が揺らいでいるのだ。【前後編の後編】 *** 偽造マイナカードを使った不正が横行するなか、本誌(「週刊新潮」)は実際に偽造に手を染めていた実行犯に話を聞いた。 その人物は警視庁が昨年12月、有印公文書偽造などの容疑で逮捕した中国籍の女性(27)である。 彼女は起訴され、一審で懲役3年の判決を受けて控訴中。現在は東京拘置所に勾留されている。 「(出身は)福建省。十数年前に日本に来た。(来日の目的は)生活と中学校で勉強するためです」 拘置所で彼女はこう身の上を明かし、偽造を始めた経緯について以下のように話した。 日給1万7000円「(マイナカードの偽造を行っていたのは)捕ま