首位を快走するDeNAにあって、宮崎敏郎内野手(34)のバットが際立つ。開幕から29試合を消化して、81打数35安打の打率・432。26試合の出場で無安打に終わったのは5試合。連続無安打試合も2試合が最長というコンスタントさが光り、安打を放った21試合のうち、約半分に相当する10試合でマルチ安打を放っている。 【写真】好調な宮崎 迷いのない美しいフォーム プーさん→野生熊の表情に 長いプロ野球の歴史を紐解けば、規定打席に到達してのシーズン打率4割を達成した選手は誰もいない。過去最高打率は、阪神・バースが1986年に記録した打率・389。続くのが2000年のオリックス・イチローで・387。右打者となれば、2008年の横浜・内川の・378が最高打率だ。 2度の三冠王に輝いたバースや、日本時代に7年連続首位打者に輝いたイチローですら成し遂げられなかった金字塔。宮崎が前人未到の地に足を踏み入れる可