文章や画像を自動で作り出す「生成AI(人工知能)」を活用した就職活動支援サービスが増えている。 【図解】主な生成AI関連サービス エントリーシート(ES)の作成を中心に就活の効率化をアピール。時事通信の調査では、就活での生成AI利用に対する企業側の強い懸念がうかがえるが、学生からは負担軽減につながると支持する声も上がっている。 就活情報サイトを運営するワンキャリアは5月、対話型AI「チャットGPT」を活用した就活支援サービスを開始した。保有する約15万件のESデータに基づき、いくつかのキーワードや文字数を指定するだけで、学生時代に力を入れたことなど、ES向け文章が数十秒で作成されるというものだ。 サービスはスタートから1カ月強で、1万人以上が利用したという。広報担当者は「AIが作った文章はあくまでたたき台。より自分を表現できるように加工してほしい。浮いた時間は自己分析や将来像の検討に使える