「検事から『酒をやめなさい』と言われたが『議員を辞めなさい』とは言われなかった」 記者団の取材に対してこう発言していた千葉県長生村議会の議長。 公用車の中で女性職員にけがをさせたとして罰金刑を受けた。 事件発覚から1か月半で、議会から3度も辞職勧告を受けた。 そして6月30日に辞職。 この短期間に起きた異例の事態から議員辞職勧告決議の持つ意味を考えた。 (千葉局 荻原芽生) 辞職勧告決議が出ても 人口1万3000人余り、九十九里浜に面し、温暖な気候に恵まれた千葉県唯一の村、長生村。 村議会の東間永次議長が、4月、職員の歓送迎会に出席して自宅に帰る途中、車を運転していた村役場の20代の女性職員を後部座席からたたいてけがを負わせた。私的な会だったが、乗っていたのは公用車だった。議長は、傷害の罪で略式起訴され、裁判所から罰金20万円の略式命令を受けた。 事件発覚後、村には苦情や批判の電話やメール
【読売新聞】 千葉県長生村議会の東間永次議長(77)が公用車を運転していた女性職員にけがを負わせた傷害事件に絡み、東間氏が故意に、車内での音声データなどを収めたUSBメモリーを壊していたことがわかった。20日の村議会特別委員会で、東
Q.逮捕から起訴の経緯は? (千葉県長生村 東間永次村議会議長) 「『傷害で逮捕します』と言われたときはビックリしました。『暴力はふるっていません』と通してきました。それはなぜかというと、自分の記憶に全くなかったからです」 当初、容疑を否認していた東間議長ですが、5月30日・31日の取り調べで、当時の“自身の暴行”の様子を録音されたものを聞かされたといいます。それは、自身の記憶とはまるで異なるものだったということです。 (東間議長) 「2次会からこの場所(家)に来るまで、眠っていたと思ったら、とんでもない暴言を吐いたり、パワハラと言いますか…ものすごい勢いだったことが分かりました。全く恥ずかしいという気持ちになりました。と同時に、私の記憶が全く違っていたということが現状でした」 「正直言うと、5月31日は一睡もできませんでした。記憶がよみがえりつつある中で、私がやったんじゃないかというのが
千葉県長生村議会の東間永次議長(77)が村の女性職員を負傷させた傷害事件で、東間氏が議員活動を続けていることに対し、批判や苦情が殺到している。東間氏が逮捕された5月16日以来、村に届いたメールや電話、ファクスは計1000本を超えており、「ふるさと納税の寄付を打ち切る」といった声も相次いでいる。 「村長は何やってるんだ」――。小高陽一村長は6月22日、登庁すると50本以上の苦情メールに目を通した。「議長とグルじゃないのか」と疑惑の目を向けるメールもあった。総務課の職員も連日、電話などの対応に追われている。「傷害罪で起訴された人がなぜ議員を続けられるのか」「村民として恥ずかしくないのか」といった内容が多い。 長生村は2019年度、ふるさと納税の寄付額が7億9250万円で全国1位の村だった。5万円以上の納税者に村長がお礼の電話をかけ、地道にファンを増やしてきた。しかし、風向きが変わりつつある。村
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く