東京五輪の野球日本代表はメンバー発表の翌日に、故障で広島・會澤翼捕手が代表入りを辞退するアクシデントに見舞われることになった。 東京五輪の侍ジャパンはベンチ入り24人という限られた選手数の中で捕手は2人制で臨むことを決めていた。そこで選ばれたのが會澤とソフトバンクの甲斐拓也捕手の2人だった。 その中で今季の會澤は下半身のコンディション不良で5月4日に一軍登録を抹消されて、そもそも五輪に間に合うかどうかが危ぶまれる状況だった。 稲葉監督が會澤の招集にこだわった理由 実際問題として5月31日に行われた代表メンバーの最終選考会議の時点ではチームでもまだ戦線復帰しておらず、ようやく6月3日に一軍に登録されたばかりだ。実戦の中でのコンディションがどうなのか、代表として動ける状態にあるのか等々は、全く未知数のままだったが、それでも稲葉篤紀監督は會澤の招集を決めていた訳である。 もちろんこの2人の他にも