自民党の石破茂総裁が1日の臨時国会で第102代の内閣総理大臣に指名された。新内閣では、総裁選を争った高市早苗氏や小林鷹之氏が打診のあった要職を固辞、最高顧問に就任した麻生太郎氏が記念撮影を拒否するなど、波乱が続いている。長らく“党内野党”の立場にあった石破氏は、今後どのように党内をまとめていくのか。そして、今月27日に迫った衆院解散・総選挙の展望は。政治ジャーナリストの角谷浩一氏に、石破氏の本当の人物像と石破内閣の行く末を聞いた。 【写真】愛車のハンドルを握る高市早苗氏…30年前の70スープラが鮮やかに復活 史上最多の9人が出馬した総裁選。上位2人による決選投票では石破氏が高市氏を逆転、“5度目の正直”で悲願の新総裁に選出された。総裁選で逆転現象が起こった背景について、角谷氏は「政治の駆け引き。派閥の時代は分かりやすかったが、今回は9人も出たことに加え、世代間闘争や長老の思惑など、いろいろ
10月1日に第102代首相に指名された自民党新総裁の石破茂氏。これに伴って石破内閣も正式発足となったのだが、初の記者会見での言動にネット上では早くも“あだ名”がつけられはじめてーー。 【写真】あら、かわいらしい!お手ふりする“新・ファーストレディ”石破佳子さん 「国民に納得し、共感してもらえる政治をまっすぐに進める」 石破首相が会見で強調したのは「納得と共感内閣」。つまりは全ての国民が納得した上で共感できる政治を司るとのことで早速、「国民の真を問う」として、10月27日に解散総選挙を行う考えを示した。 当初は「11月総選挙」を念頭に置いていたはずの首相ではあるが、野党との議論を避けるように前倒しに踏み切った背景には、党内ナンバー2の役職に就いた森山裕幹事長の進言に沿ったとも見られている。 また長期化する円安、物価高の上昇に疲弊する社会の経済政策として打ち上げたのが、緊急の「低所得者向けの給
自民党の石破茂総裁が臨時国会で第102代総理大臣に選出され、続投となった林官房長官が新閣僚の名簿を発表しました。初入閣は13人です。 【動画】石破新総裁に野党が一斉反発 総理就任前に衆院解散表明 真意は? 相次ぐ自然災害などに対応するとして、石破氏は、防災省の創設を掲げてきましたが、その準備担当大臣として、側近の赤沢亮正衆院議員をあてます。 赤沢氏は、石破氏と同じ鳥取の選挙区で、石破氏が率いていたグループに所属するなど、政策面でもサポートしてきました。 今回、経済再生担当大臣として初入閣しますが、石破氏の肝いり政策も担うこととなります。 林官房長官と公明党の斉藤鉄夫国土交通大臣がそれぞれ再任されました。 新たに就任する議員らは、総理官邸に呼び込まれ、石破氏から直接、担当する課題などについて指示を受けた後、皇居での認証式に臨みます。 その後、石破新内閣が発足します。 総理大臣 石破茂氏(67
いやー、自由民主党総裁選が終わって、俺たちの石破茂さんが新総裁に選出されました。5度目の挑戦で、もはや「終わった」と評された石破茂さんの逆転人生からの黄金期到来となるのでありましょうか。 【写真】安倍晋三元総理を「国賊」と呼んだ人に、あだ名が「おしりふき」にならないか心配な人も… ある意味で、人間どんなに失敗しても、馬鹿にされても、あきらめずに取り組み続けていけばどこかで大きく報われる瞬間は来るのだ、という教訓と希望を人類に与えてくれたと感じます。石破茂さん、総裁ご就任おめでとうございます。 そこから週末を経て人事を見てみれば、頭を掻きむしったり、椅子から落ちたり、窓を開けて叫んだり、阿鼻叫喚となってしまって大変であります。どうしてこうなってしまったんでしょう。 「石破茂さん、相当いろんな筋を心から恨んでいたんだね」 おいなんだあの総務大臣に村上誠一郎さん抜擢って。 よりによって、安倍晋三
臨時国会がきょう召集され、自民党の石破総裁が第102代内閣総理大臣に指名されます。その後、直ちに石破内閣を発足させます。 【写真で見る】総裁選 石破氏選出後の麻生太郎氏の表情 きょう召集される臨時国会では、岸田総理の後継を決める総理大臣の指名選挙が行われ、自民党の石破総裁が内閣総理大臣に指名されます。 その後、直ちに発足させる「石破内閣」では、▼官房長官には林氏を続投させ、▼財務大臣には加藤氏と、総裁選で戦った2人を政権の骨格に据えます。 また、▼石破陣営の選対本部長を務めた岩屋氏を外務大臣に、▼旧石破派の赤沢氏を経済再生担当大臣、▼平氏をデジタル大臣に起用します。 この他、▼三原じゅん子氏をこども政策担当大臣に起用するなど、初入閣は13人に上ります。 石破氏はきのう、「10月27日に解散総選挙を行いたい」と話していて、衆議院を今月9日に解散する方針ですが、立憲民主党の野田代表は、「国民に
自民党の石破茂新総裁は29日、閣僚人事を巡り、外相に岩屋毅・元防衛相(67)、防衛相に中谷元・元防衛相(66)、文部科学相に阿部俊子文科副大臣(65)、厚生労働相に福岡資麿参院政策審議会長(51)、農相に小里泰弘首相補佐官(66)、環境相に浅尾慶一郎参院議院運営委員長(60)、デジタル相に平将明・元内閣府副大臣(57)、経済再生相に赤沢亮正財務副大臣(63)、経済安全保障相に城内実・元外務副大臣(59)を起用する方針を固めた。 【写真】三原じゅん子参院議員
自民党の石破茂新総裁による党役員・閣僚人事の全容が29日、判明した。党最高顧問に麻生太郎副総裁(84)を充て、総務会長には鈴木俊一財務相(71)を起用する。1日に発足する新内閣の閣僚のうち初入閣は13人、女性は2人。いずれも防衛相経験者の岩屋毅衆院議員(67)を外相に、中谷元衆院議員(66)を防衛相に起用する。 【チャート図】固辞相次ぐ石破人事 船出は分断消えぬまま ■組織運動本部長に小渕氏、小泉氏は選対委員長 幹事長に内定している森山裕総務会長(79)が29日、都内で麻生氏と会談した。関係者によると、森山氏から最高顧問を打診し、麻生氏は応じる意向を示したという。総裁選の決選投票で高市早苗経済安全保障相(63)を支持した麻生氏を処遇し、党の最高意思決定機関である総務会のトップに麻生派の鈴木氏を充てることで挙党態勢を演出する。過去には首相経験者の岸信介氏や福田赳夫氏らが最高顧問を務めた。 ま
毎日新聞は28、29の両日、全国世論調査を実施した。自民党の石破茂総裁に期待するか尋ねたところ、「期待する」が52%で、「期待しない」(30%)を上回った。「どちらとも言えない」も17%あった。 【一覧】石破新総裁の誕生を支えた人たち 石破氏は27日の党総裁選で、決選投票の末、第28代総裁に選出された。任期は2027年9月末までの3年。石破氏は10月1日召集の臨時国会で第102代首相に選ばれ、石破内閣が発足する。 調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯539件、固定532件の有効回答を得た。【野原大輔】
自民党の石破新総裁は菅前総理を党の副総裁に充てる意向を固めたことが関係者への取材で分かりました。 【写真で見る】 石破氏、高市氏を21票差で逆転 決選投票の様子 けさ、民放やNHKの報道番組に出演後、東京・赤坂の議員宿舎に入った石破総裁は、あすの党4役、そしてあさっての組閣人事に向け側近議員らと協議をおこなっています。 こうした中、複数の関係者によりますと、石破氏は菅前総理を麻生氏に代わる党の副総裁に充てる意向を固めたということです。 菅氏は公明党とのパイプも太く、安定した政権運営に向け、石破氏は菅氏の協力を得たい考えです。 また、閣僚人事では林官房長官を続投させるほか、石破氏の側近である赤沢財務副大臣を初入閣させる方向で調整しています。 一方、総裁選の決選投票で石破氏に敗れた高市経済安全保障担当大臣は石破氏から党の総務会長を打診されましたが、“私より入閣したことがない高市陣営の議員を処遇
自民党総裁選で新総裁に選ばれ、あいさつする石破茂氏=2024年9月27日午後3時30分、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影 自民党の石破茂総裁(67)は29日、新内閣の外相に岩屋毅元防衛相(67)を起用する方針を固めた。党執行部では、党三役の総務会長に鈴木俊一財務相(71)を充てる方向で調整しており、鈴木氏本人の意向を踏まえて最終判断する。国会運営の司令塔となる国会対策委員長には坂本哲志農林水産相(73)の起用が固まった。 【写真】安倍氏の「対極」石破氏に回った出番 2人の因縁は12年前から 岩屋氏は、衆院大分3区選出で当選9回。ともに防衛相経験者として石破氏と近く、総裁選では石破陣営の選挙対策本部長を務めた。 鈴木氏は衆院岩手2区選出で当選10回。麻生太郎副総裁(84)の義弟で、麻生派に所属。2019~20年にも総務会長を務めており、起用されれば2度目の就任となる。 坂本氏は衆院熊本3区選
自民党総裁選を終え、取材に応じる小林鷹之前経済安保相=2024年9月27日午後3時49分、東京・永田町の自民党本部、杜宇萱撮影 自民党の石破茂総裁(67)が党役員・閣僚人事の調整を進める中、小林鷹之前経済安全保障相(49)が、党広報本部長のポストを石破氏から打診され、固辞したことが29日、分かった。広報本部長は、幹事長や政調会長などと同じ「党7役」と呼ばれる幹部職の一つ。 【写真】石破総裁が誕生した逆転劇の要因 「結局、岸田だ」高市陣営は恨み節 小林氏は27日投開票の総裁選に立候補。若手・中堅の国会議員を中心に支持を集めたが、9候補中5位に終わった。 関係者によると、小林氏は総裁選で自身の推薦人となった20人を念頭に、「ポストは仲間に譲ってほしい」と伝えたという。
自民党の石破茂総裁(67)は29日、党役員人事で、小渕優子選挙対策委員長(50)を組織運動本部長に起用する方針を固めた。小渕氏は2021~23年まで組織運動本部長を務めており、2回目となる。 【石破茂研究】安倍氏の「対極」石破氏に回った出番 2人の因縁は12年前から 小渕氏は衆院群馬5区選出で当選8回。首相を務めた父・恵三氏の次女で、恵三氏の死去に伴い00年に初当選した。08年の麻生政権時に少子化対策担当相として初入閣。14年に経済産業相に就任したが、自らの政治団体をめぐる不明朗な会計処理の問題で責任を取り、2カ月弱で辞任した。 昨年9月の党人事で選対委員長に起用され、衆院の選挙区調整などを担った。石破氏は10月中の衆院解散に向けた準備を進めており、選対委員長に起用する小泉進次郎元環境相(43)の後ろ支えの役割を小渕氏に期待しているとみられる。
9月27日に行われた自民党総裁選で、石破茂衆議院議員が新たな総裁に選出された。石破氏は今回が5度目の挑戦だった。大方の予想どおり、決選投票は高市早苗衆議院議員との一騎打ちとなった。 【写真】“新・ファーストレディ”石破佳子さんのお手ふりショット 事前の下馬評では高市氏が有利と言われていたが、国会議員票173票、地方票21票の194票を獲得した高市氏に対し、石破氏は国会議員票189票、地方票25票の215票と僅差で競り勝った。 《まじで石破ふざけんな》 まさかの石破氏勝利に、ストレートな反応を示したのは経済だった。円相場は1ドル146円台前半から、142円後半まで3円を超える円高となった。さらに、株式市場でも日経平均先物の価格が2000円近く下がる急落ぶりを見せている。 ネット上では、円や株価のチャートの画像とともに《石破てめーふざけんな》《終わった。まじで石破ふざけんな》といった声や《ヤケ
自民党の新総裁に石破茂元幹事長(67)が選ばれ、次期首相になる見通しになると、一転して円高が急速に進み、日経平均の先物取引は大幅に値下がりした。 【画像】Xのトレンドで「異変」が 石破氏の地元などでは、祝福ムードも広がっているが、Xのトレンドでは、ネガティブな言葉が次々に上位に入っている。「石破ショック」とも呼ばれる現象は、なぜ起きているのだろうか。 ■法人税増税などをほのめかし、緊縮財政の懸念広がる 2024年9月27日に投開票された総裁選では、石破氏と高市早苗経済安全保障相(63)が決選投票に残り、この時点では、円安が進行し、日経平均株価は値上がりして4万円近い終値をつけた。 高市氏が党員・議員票でともに最多となり、一時は「日本初の女性総理」への期待が高まってトレンド入りした。報道によると、円安・株高については、高市氏が日銀の追加利上げに否定的であることなどが原因とみられた。 ところが
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く