(ブルームバーグ): ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、英国の支援で海軍を増強する計画を明らかにした。 ゼレンスキー氏はウクライナを訪問中のジョンソン英首相とキエフで記者会見し、海軍基地建設など軍事支援を含む17億ポンド(約2640億円)相当の援助について英国への謝意を表明した。英国はインフラやエネルギーを含むその他の共同プロジェクト向けにも20億ポンド近くを提供するという。 ゼレンスキー大統領はロシアがクリミアに3万-5万人、ウクライナ東部の紛争地域に3万-3万5000人、ウクライナとの国境付近に10万人余りの兵士を配置していると推計。大統領はこの日、向こう3年間で兵力を10万人増やす法令に署名した。3割強の増強となる。
アフガニスタンの首都カブールの空港で、各国駐留軍の管轄区域の外側に集まったアフガニスタン人らと、警備する駐留軍兵士(2021年8月22日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】アフガニスタンの首都カブールの空港で23日、正体不明の武装集団の襲撃を受けたアフガン警備隊が応戦し、ドイツ軍と米軍も銃撃戦に加わった。ドイツ軍がツイッター(Twitter)で明らかにした。 【写真】赤ちゃん助ける米海兵隊員の動画、世界で話題 混乱のアフガン首都 ドイツ軍によると「けさ4時13分に、カブール空港の北門でアフガン警備隊と正体不明の襲撃者が交戦した。アフガニスタン人の警備員1人が死亡し、3人が負傷した」という。 「米軍とドイツ軍の部隊が銃撃戦に加わった」が、ドイツ軍に負傷者はいないとしている。【翻訳編集】 AFPBB News
ビンラディン容疑者の元警護調整役で、現在はタリバンの捕虜委員会で活動するアミン・アル・ハク師=2021年8月上旬、松井聡撮影 2001年9月の米同時多発テロの首謀者で国際テロ組織アルカイダ指導者ウサマ・ビンラディン容疑者(11年、米軍が殺害)の元警護調整役で、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンのアミン・アル・ハク師が毎日新聞のインタビューに応じた。タリバンは公式にはアルカイダとの関係を否定しているが、ハク師は「タリバンはどの組織からも支援を必要としている」と述べ、両者のつながりが現在も継続していることを示唆した。 タリバンが首都カブールを制圧して政権を掌握してから22日で1週間。国際社会ではタリバンの復権でアフガンが再び「テロの温床」になるとの懸念が強まっているが、ハク師の発言はこれを裏付けるものとなりそうだ。 タリバンがカブールに迫りつつあった8月上旬、ハク師は取材場所を伏せる条件
カブールの空港で19日、赤ちゃんを助けてもらおうと壁上の米兵に託す男性。SNSの動画から=ロイター。アフガニスタンではタリバンが権力を掌握したが、米軍は空港に約5200人の部隊を配置して拠点として確保。米国人やアフガニスタン人の米軍協力者らの退避作戦を続けている イスラム主義勢力タリバンの支配から逃れようと人々が殺到している首都カブールの空港で、赤ちゃんを壁の上に立つ米兵に託す動画がSNS上で拡散し、注目を集めている。 【写真】スマホで映したリアルな絶望 アフガン難民命がけの越境 ロイター通信が20日に配信した動画では、空港の外壁に詰めかけた男性が両手で赤ちゃんを担ぎ上げ、米兵に差し出す姿が映っている。米兵に片手で引き上げられた赤ちゃんは、いったん別の兵士に預けられた後、壁の向こう側へと運ばれていった。19日に撮影された動画だという。 また同通信は、19日にも別の動画を配信。小さな女の子が
16日にカブールの空港から飛び立つ米軍機にしがみつき、離陸後に落下して死亡したアフガニスタン人のザキ・アンワリさん=本人のフェイスブックから タリバンが怖い。国外で人生を変えたい――。イスラム主義勢力タリバンが権力を握ったアフガニスタンから脱出しようと、少年は空港から飛び立つ米軍機にしがみついた。そして、離陸後に上空から落下し、命を落とした。16歳以下のサッカー代表選手だった少年の「国外でプレーしたい」という夢は絶たれた。 【写真】米軍機にしがみつき、離陸後に落下して死亡したアフガニスタン人のザキ・アンワリさん 亡くなったのは、首都カブールに住んでいたザキ・アンワリさん。親友のラヒル・アビドさん(16)が朝日新聞の電話取材に応じた。 「タリバンのせいで、練習が止まった。夢をかなえるには、国外に出るしかない」。タリバンが首都を占拠し、政権が崩壊した翌日の16日、アビドさんはアンワリさんから電
アフガニスタン・ヘラート市内を警備するタリバン戦闘員(2021年8月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)が、米軍と北大西洋条約機構(NATO)軍に協力した人々の捜索を強化しているとみられることが、AFPが入手した国連(UN)の機密文書から明らかになった。タリバンは、反対派への報復はしないと誓約していた。 【写真】カブール市内を移動するタリバン戦闘員 文書は18日付で、国連機関に情報提供を行うノルウェー国際分析センター(RHIPTO)が作成。それによると、タリバンは身柄拘束を目指す人々の「優先順位リスト」を作成している。特にアフガン軍や警察、情報機関で中心的な役割を担った人々が危険な状況に置かれており、タリバンは対象人物やその家族に「対象を絞った戸別訪問」を実施しているとされる。 さらにタリバンは、首都カ
16日、アフガニスタンの首都カブールの検問所に配置されたイスラム主義組織タリバンの戦闘員ら(AP=共同) 【カブール共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンは17日、全てのアフガン人に恩赦を出し、これまで抑圧してきた女性も政府の枠組みに参加するよう促すと発表した。AP通信が伝えた。「包括的なイスラム政権」樹立への意欲を示し、融和を演出する狙いとみられる。治安維持にも注力し、事実上の統治を本格化させた。 【写真】7月、タリバン幹部と写真に納まる中国の王毅外相 タリバンは首都カブールを制圧した15日、女性の権利を尊重する方針を表明。2001年に崩壊した旧タリバン政権時代の圧政逆戻りへの懸念を払拭するアピールを始めた。緊張緩和を強調することで、国内外の支持を取り付けたい意向がありそうだ。
アフガニスタン北部クンドゥズで戦闘に巻き込まれて頭を負傷したタマナちゃん(左)の一家は、村を捨てて首都カブールに逃げてきた。公園で野宿している=2021年8月10日、ジャヘド・アハディ撮影 アフガニスタンの反政府勢力タリバーンが首都カブールを占拠し、ガニ政権が崩壊してから一夜明けた16日、カブールの市民らは「国がどうなるのか予想できず、眠れなかった」「将来の夢が一瞬で奪われた」と不安を語った。 【写真】米兵が警戒する空港に集まったアフガニスタンの人々 現地の朝日新聞助手によると、カブール市内ではほとんどの店が閉まっていて、通りは閑散としている。15日昼には「タリバーンとの銃撃戦が始まった」とのうわさが飛び交い、逃げ出そうとする人々の車で大渋滞が発生していた。 カブール中心部にある外国大使館で10年以上働いてきたというアフガニスタン人の50代の男性は、朝日新聞の電話取材に「外交官たちは、みな
【シンガポール=森浩】アフガニスタンのガニ大統領が15日、首都カブールから国外に退去し、隣国のタジキスタンに向かった。アフガン政府でイスラム原理主義勢力タリバンとの和平交渉を担当するアブドラ国家和解高等評議会議長が明らかにした。2001年の米軍進攻後に成立したアフガンの民主政権は事実上崩壊した。 アブドラ氏は公開したビデオメッセージで、ガニ氏を「元大統領」と呼んでおり、ガニ氏は既に辞任している可能性がある。アブドラ氏はガニ氏について、「国をこのような状況に追い込んだ」と批判した。 ガニ氏は14日の演説で「治安部隊の再動員が最優先で、必要な措置が進行中だ」と述べ、戦闘を継続する意志を明らかにしていたが、わずか1日で国外に退去した。タリバンは1996年にカブールを制圧した際、ナジブラ元大統領を処刑した経緯がある。 国内の大半を支配下に置いたタリバンは15日、カブール郊外に進攻を始め、政府側と政
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