朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では8日、最高人民会議第12期代議員選挙が行われた。9日の開票作業では、第333号選挙区で立候補していた最高指導者の金正日(キム・ジョンイル)総書記が「100%賛成票」を獲得し、代議員の再選を果たした。新華網をはじめ、多くの中国メディアが外電を引用し、一斉に報じた。 朝鮮中央選挙委員会によると、金正日総書記は第333号選挙区に立候補、8日の投票では有権者100%の賛成票を獲得した。報道は「金総書記への『絶対的な支持と無限の信任の表われ』」と賞賛した。 一方、金総書記以外の立候補者や投票結果などの詳細は、現時点でまだ明らかになっていない。また、選挙方法も、1選挙区に1候補者のみの「信任投票」で、民主的な選挙とは異なる。 朝鮮最高人民会議は北朝鮮の最高権力機関で、日本の国会に相当する。代議員の任期は5年。(編集担当:金田知子) 【関連記事・情報】 ・