父親をナイフで刺したとして、警視庁田園調布署は19日、東京都大田区南雪谷、慶応大学2年鳥屋智成容疑者(20)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕したと発表した。 搬送先の病院で父親の死亡が確認されたため、同署は容疑を殺人に切り替えて調べている。 同署幹部によると、鳥屋容疑者は18日午後10時10分頃、自宅マンションの居間で、父親の不動産関連会社役員、多可三さん(58)の腹部をナイフ(刃渡り約13センチ)で刺して殺害しようとした疑い。容疑を認め、「感情的になった」と供述している。 鳥屋容疑者は多可三さんと母親(50)、高校生の弟(17)との4人暮らし。酒を飲んで帰宅した多可三さんが居間で弟に説教していたところ、隣室にいた鳥屋容疑者が「やめないなら刺すぞ」と言ってナイフを持ち出したという。