10月10日、電撃的な“引退発表”をおこなったのは、元騎手の藤田菜七子だ。 「発端は、9日に『文春オンライン』が報じた記事です。藤田さんは、2023年4月頃までに調整ルームに禁止されていた通信機器を持ち込み、通信アプリで外部と複数回、通信していた疑惑が報じられました。レース前にスマホなどの通信端末を預けることは、八百長のような不正を防止するために義務づけられている重大な規則です。こうした報道を受け、彼女は10日に騎乗停止処分を受けましたが、その日の夜に引退を表明。翌11日に騎手免許取消申請が受理され、正式に引退しました」(競馬担当記者) 【画像】過去にスマホの使用で処分を受けた女性騎手 藤田の引退は、JRA職員の間でも動揺が広がっているという。 「本当に意外な結末で、動揺している職員は多いですよ。とはいえ、藤田さんが“虚”をついた疑いがあるのは間違いない。厳しい処分になるのは当然なんですよ